#テキレボでオススメの本 (テキレボ6ver.)

恒例のオススメ本紹介です。基本的に前回(テキレボ5)以降のイベントで購入して読了した本を挙げています。買って積んでる本もたくさんあるので……そこはそれ……お察し……!!
前回前々回のオススメ本も合わせてどうぞ。


「しろたえの島、いつくしの嶺(一)(二)」by 鹿紙路(ブース番号:A-01)
鹿紙さんのゆりは上品で、でもちゃんとえちいので読み応えがあります。文化や背景描写も抜かりなく、安心して読めます。製作もおがんばりください……\おうえん/


「たんたん併」by S.Y.S.文学分室(ブース番号:B-24)
どんでん返しが気持ちの良い作品と、うわーお……と思いながらも目を離せないブラックな作品が収録された短編集。テキレボアンソロ掲載作の「みっちゃん」が好き。


「嘘つきの再会は夜の檻で」by 眠る樹海堂(ブース番号:B-25)
食えない人たちが不器用に過去を乗り越えてゆくさまが見所。読みながら「エッ大丈夫?これ大丈夫??」と不安で仕方なかったのですが、無事に丸く収まって良かった……。途中けっこうつらいし、パパさんは一発(とは言わず)腹パンしたいところですけど、ホント丸く収まって良かった……。


「夢の音がきこえる」by UROKO(ブース番号:B-29)
ディズニー映画のIFを描く短編集。あり得たかもしれない甘美さと、目にうつる現実のままならなさと。怖いの苦手なんで三谷さんの本を警戒していたのですが(すいません)、これは大丈夫でした。ファンの方は必見。


「飛ぶ蟹」by ザネリ(ブース番号:C-05)
オカワダ文学の入門編としてお勧めしたい短編集。長いのがいけるなら「ぎょくおん」を勧めたいですが、お試しとしてはこちらの短編集が気軽かな。どれも最初の一行から「オカワダプレゼンツ」ってはっきりわかる雰囲気と力があります。「ひととおりの憂鬱」が好き。


「卵怪談」by チャボ文庫(ブース番号:C-06)
たまさん入門としてはこちらがおすすめ(スノーホワイトを積んでるので)。「海に降る雪」はもちっと純文度高め。どちらも独特の翳りと隠微さと湿度があって、たまらんのです……。


「キンコ・ビーチ」by 漣編集室(ブース番号:C-12)
キンコをめぐる短編集。キンコってなに?そんな方は試し読み(前回の公式アンソロ「嘘」参加作)をどうぞ。おかしみとかなしみと、それらからふわっと解き放たれる軽やかさと。


「【新刊】庭常のサフトに小指をひたして【短編集】」by 博物館リュボーフィ(ブース番号:E-19)
まるた作品は断然長編がお勧めなんだけど、入口として新作短編集は如何でしょうか~。「あなたのとなりで」はSFスキーさん必見。「山鳩」に度肝抜かれた方は多いのでは。ブルータス、わたしもだ。


「【代行非対応】文芸アンソロジー トリカラ【委託】」by 博物館リュボーフィ(ブース番号:E-19)
参加者用校正PDFで一足お先に読了しております(10月中旬頃に感想を上げるのでお待ちください)。このトリカラがすごい2017。作風を知っている方も初めましての方もいらっしゃったのだけど、いやーすごい。SFあり恋愛ありのバラエティゆたかなトリカラでした。飯テロ力も高いのでお気をつけください。


「この夜が明けたら」by 夢想甲殻類(ブース番号:F-02)
翼を負わされ、命じられて飛ぶ少女たち。大人たちのエゴの重さに比べ、子どもたちの生命はあまりにも軽い。だからこそ夜明けを待ち侘びる心は強く切なく、太陽を呼び寄せる。立ち向かう少女たちの物語。


「茨の聖女」by 空想工房(ブース番号:F-05)
アンソロが可愛かった世界樹シリーズは注目度が高そうなので、敢えてこちらを推します。うっかり爆誕してしまったジャンル「尻ファンタジー」!!中身はシリアスとの解説に「尻アス?」と外野が揃って首を傾げた「尻ファンタジー」!!刮目してご覧下さい。


「時柴流星の変身」by 空想工房(ブース番号:F-05)
泡野作品は(「剣士と赤竜」もお勧めなのですけど、再録予定のお話と併せて読んでほしいこともあって)単独で読めるこちらをチョイス。わんわんに変身してしまう男子高校生……トラブルの予感しかない。笑えて泣けてしんみり、そして元気になれるエンタメ作品です。


「ガラ」by イノセントフラワァ(ブース番号:F-18)
戦!政略結婚!新妻!子作り!そして戦!と、清森さん作品のオリジナリティあふれる苛烈さが堪能できる一冊です。それぞれの戦いを生きるガラとグレーテの生きざま、勝ちに行くのか負けぬことを選ぶのか、そのあたりの駆け引きも大変面白く、だからこそ最後の決断は涙なしには読めない……。珠玉のファンタジー。


「海嶺谿異経」by ヨモツヘグイニナ(ブース番号:F-23)
公式アンソロ「マッコウクジラ」がお好きな方には文句なくお勧め。海属性のつたゐさん作品の良い導入だと思います。幻想属性(あるいはここドラ掲載作でティンと来た方におすすめ)だと「はだしの竜騎士」かな。「人に寄せないで」いのちを描く希有な書き手さんです。


「嘘の町を出ていく」by おとといあさって(ブース番号:F-26)
嘘の都〈ペテンブルク〉が舞台。この一言に魅力を感じた方は購入待ったなしです。時計技師の青年ぺトレと、からくり人形シアーシャの、ふしぎでかなしい恋のお話。最後まで読んで、「あぁ……」ってつくため息までが物語。読み手を巻き込んだ物語の紡ぎ手・らしさんこそが「技師」なのではないかなあ。


「べんぜんかん布表紙版」by 花うさぎ(ブース番号:委託-21)
著者献本で一足お先に読了しております。「六角形」をテーマに集まった6編の小さなお話に、主催・うささんがイラストを入れ、全ページのデザインを担当されました。そのせいか、まったく方向性の違う物語なのにどこか共通点があって、読み進めるに従って「!」となるとんでもない仕掛けです。視覚の力ってすごい。手製本ならではの触り心地や温度も絶妙なのでぜひ。


「君と食べ物があればいい ブロマンズ・BL掌編作品再録集」by またまたご冗談を!(ブース番号:委託-31)
食べずに生きていくことはできないから、「食べる」ことを丁寧に扱った本が好きだし、食べることを粗末にしない物語が好き。こちらは「おいしいものをきみと食べたい」ということで、ドンピシャでした。


「アイノマジナイ」by cage(ブース番号:委託-50)
物語ること、を語るに長けた氷砂糖さんによる、語り手と生のお話。マジナイの名は「呪い」となるのか、それとも。挿入される作中作がどれも見事。伸縮小説はいつ見ても圧巻……。
これはナギノさんは好きだと思う、と事前に予告があったとおり好きでした。けしからんもっとやれ。
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