本の杜6 委託参加情報

明日の本の杜6、委託09「灰青」にて、既刊「悠」「Candlize」「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」の3種を頒布します。

委託本

↑委託スペース、見本誌スペースともに、ジャンルとキーワードを書いたカードを貼付しているので、参考までにどうぞ。
さらっと(?)内容の解説などを。


「悠」
異世界FT短編集。水、空、音楽、海、花、砂、光、好きな要素を盛り込んだ短編を集めました。
登場人物たちはなぜか全員名無しで(!)、ついでに人間じゃないひとが多く(!)、いい意味でも悪い意味でもすごく好みが現れているというか、偏っているというか……(笑)

奇妙な夢を見た穴掘り屋と、彼のマイペースな友人である門番の語らい「夢の中、水の彼方、道の果て」、
夜にだけ奏でられるピアノが招いた、少年と鳥との邂逅「奏で、鳴り響く月夜の」、
砂に覆われた世界に生きる白い少年と、内海の島に住まう鬼の若者が織りなす連作「あめつちをまもるもの」「海神の焔」「かなたの海」、
見渡す限りの花畑、そこにやって来た色違いの眼の老犬「ひかりのどけきはるのひに」、
以上6話を収録。
読み返してみると、どれもお気に入りすぎてたぎった……という、ナギノ的永久機関がここに。


「Candlize」
ライトSF連作集。
サイトに公開している4話+完結編「すてきな世界」の5話を収録。

ディザスタと呼ばれる災厄を経て、人類は月や火星、小惑星帯のコロニーに住処を移した――そんな時代。宇宙はもう、人々にとって遠い憧れではなくなっていた。
月生まれ、月育ちのほたるは星間企業・カノープス・スペーステクニカ社のシップドライバーとして、デブリ拾いや通信衛星のメンテナンスに精を出す日々。幼なじみのユーリは一風変わってはいるけれど、バディとしては申し分ない。
ほたるとユーリの揺れ動く関係性とお仕事、宇宙時代の暮らし、宇宙と人とのかかわりを描いた作品集。
プラネテスとエースコンバット3に強く影響を受けた作品。これまでに触れたSF作品へのリスペクトも含めつつ、突飛すぎる設定は極力排除し、「現在と地続きの未来」を意識して書きました。
煙吹きつつ、文系の限界に挑んだ個人的意欲作。


「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」
異世界FT作品集。
メインの中編+番外編3話を収録。

かつて世界には魔法があった。魔法という言葉だけがなかった――。
滅びゆく魔法文明、日を追うごとに発展と進歩を見せる科学技術。二者が混在する王国で、隔離・管理されて暮らす魔法使いの少女と、空を目指す機械工の少年が出会う。正統派ボーイミーツガール、スチームパンクファンタジー風味。
私の作品にしては珍しく、「魔法」への制限が大きい作品。そして同じく珍しいのは、ごはんのシーンがない!
(「悠」収録の短編のいくつかは食事シーンがないものもありますが、これだけ長くて食事シーンがない作品は他にないと思います。食いしん坊万歳)
企画作品として書いたものを大幅に手直ししたもの。番外編も含めてお楽しみいただけると嬉しいです。



――という感じで、今回袋詰めの作業をしながら読み返してみたら、どれも思った以上に自分好みの話でした……というおめでたい結末を迎えました。
部数こそほんの少ししか預けていませんが、在庫はまだまだあるので、11月文フリでもあわせてよろしくお願いします!

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