2015年10月の記事 (1/1)

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参加イベントのお知らせ(11、12月)

年内は水面下でうんぬんかんぬん、と書いた記憶をあっさり上書き★
いつもの突発性弾丸行動力で、年内にいくつかのイベント、企画に参加しますのでお知らせします。


【11月7日 よいこのとしょしつ】
酔庫堂の七歩さん主催、第3回折本フェア「よいこのとしょしつ」に参加します。
初参加なのではりきって2種類も折本を作ってしまいました。

ごはん折本
↑ごはん折本「美味礼賛」。
ちょっとしたレシピ風ついのべ、悪ノリ系ごはんついのべ、幻想(?)ごはんついのべなど、ついのべ6本と300字SS1本掲載。
(試し刷りなのでモノクロ&どす黒いですが、本物はふつうにカラーです)

宇宙折本
↑宇宙折本「星箱」。
月、星座、星、探査機がテーマのSF(サイエンスファンタジー/少し吹いてる)系ついのべ8本、300字SS1本掲載。
好き好き言いながらも、宇宙モノをまとめたのはこれが初めてかも……。


折本、初めて作りました。ベーシックなA7(広げるとA4)サイズ、8Pのものですが、意外にこれ、いろいろ遊び甲斐があるのです。
レイアウトは折本エディタの「Ottee」頼りでしたが、その機能も使い尽くしたとは言い切れないほど奥深い。
「よいこのとしょしつ」は入場料200円、スタッフさんによる折本セレクトや100円~のカフェサービスもあるとのこと。お近くの方はぜひお立ち寄りくださいませ! ネットプリントにも登録予定です。


【11月15日 コミティア114】
引き続き、「博物館リュボーフィ」(ま-16b)のまるた曜子さんにシリアス長編FT「凱歌」と、ライトSF恋愛連作集「Candlize」を委託していただきます。コミティアでは取り置きのみの対応となりますので、ご希望の方はついった、メルフォなどからお知らせください。
gaika_h.jpg
cand.jpg

また、「《俺のグルメ》アンソロジー」(Y27a)さんにて頒布される、俺のグルメFESTIVALアンソロジー『おなかがすいて眠れぬ夜に』に300字SS「人魚の肉」を寄稿しています。
そのご縁で、アンソロ番外編となる無料配布企画「ほほえみの飯テロばくだん」にて上記折本「美味礼賛」を配布していただきます。
他にもたくさんのグルメが集結している模様。ぜひお持ちください!


【11/23 文学フリマ東京】
こちらも、「博物館リュボーフィ」のまるた曜子さんにシリアス長編FT「凱歌」と、ライトSF恋愛連作集「Candlize」を委託していただきます。スペース展示をお願いしていますので(無理言ってすみません……!)どうぞお手に取ってみてください。
「凱歌」は文フリ初売りだったりします。どうぞよしなにお願いいたします~。


【12/6 福岡Ade4】
「福岡創作系同人&ハンドメイドオンリーイベント Collage Event Ade 4」に委託参加します。
初参加なので部数少なめですが、テキレボ2新刊「ふたり、神鳴りの」の他、「凱歌」「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」「Candlize」の計4種を委託予定です。九州のイベントには初参加なので、たくさん見ていただけたらいいな……。



もう増えないです、たぶん。
今のところ、春のテキレボ3では「プリズム」のお試し無配を再版、関西コミティア48は直参&新刊予定、ということでコツコツ頑張ります……!

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#テキレボアンソロ 感想その4

お待たせしました、テキレボアンソロ「再会」の感想公開、最終回です。

感想その1
感想その2
感想その3


【オパールグリーンの、たちまち】月洛(un-protocol net)
眠る前と後での自己の連続性、考えたことあります。考えたところでどうしようもないと諦めましたが……(低スペック)白くてふわふわのと過ごす不思議な数日。もしかしてこの白いのは、平行世界の自分を乗り換えるためのものなのかなあとぼんやり。


【迷子と精霊】せらひかり(hs*創作おうこく。)
訳ありさんの旅路。演出がハリウッド級のメリンダがカッコイイです。一度死んだというベリルの苦労性は元からなのかメリンダのせいなのか……。番外編とのこと、本編が読んでみたいです。


【ふたたび、学び舎で。】呉葉(えすたし庵)
娼館の町で女装して暮らすエマ。見事に順応していると思いきや、内心は野望と希望にあふれ、どうにかして自分の力で生きたいと願っている。合理的で頑張り屋さんのエマにエールを。あっ、洒落じゃないですすみません。長編の親世代の子供時代とのことですが、彼らのお話でもどんぶり飯いけそうな気配がします。


【熱煽る風】水城翼(葱文庫)
うだるような熱気の中、昔馴染みの面々とタイムカプセルを掘り返すことに。空白の時間を経ての現状、けれど変わらないノリのやりとり。タイムカプセルに入れたものを手に、友だちと騒ぎながらも再発進のための起爆剤を得たような、静かな熱を感じる作品でした。


【いたいけなぼくとおねえちゃんのおゆうぎ】世津路 章(グルメアンソロ(仮)とこんぽた。)
前回アンソロのふんわりほっこり路線とは真逆のテイスト。引き出しの多さに脱帽です。読みやすく、すらすら読めてしまうがゆえに、一気にラストシーンまで転落してしまうというか、もう戻れない絶壁を感じます。さあ、たのしいおゆうぎの時間。


【百万回のおはよう】八坂はるの(てまり舎)
冬眠し、春の訪れとともに目覚めるゆすると、彼のことを憎からず思うふさこ。ひねくれた思いもまっすぐな思いも、ゆするにとっては春の陽射しに似たものなのでしょう。幻想的で可愛らしい短編。


【電波の届かない街】かわいたかき(砂色オルゴール)
いかに文明の利器に、スマホに頼り切っているか自覚しつつも、スマホなしの生活はもう考えられません。電波障害が回復した途端に息を吹き返す町の様子は、まるで電波こそが命であるかのよう。


【二回目の再会】高麗楼(鶏林書笈)
史実が物語風の解説を伴って語られる、まるで歴史番組を見ているような作品。こういう、地味だけれど密なつながりを示すような、知られざるできごとがもっともっとあるのでしょう。


【あいをこめる】小高まあな(人生は緑色)
愛。「I」、アイデンティティ。それはあるか、そして必要なものか。作中ではアクセサリー作りだけれど、どんなものづくりの世界でも共通ですよね。普段は意識もせず、なあなあになりがちなことを柚香が鋭く問いかけてきます。


【ゆめの境界線】ほた(月兎柑。)
戦死した人々の無念が、子どもの夢になって現れる。ソラとホトの場合は無念といっても、恨みつらみや怨嗟ではなくて、戦友を思う気持ちのように感じました。だからこそ、幼馴染みという近しい間柄で生まれ変わることができたんじゃないでしょうか。


【ラジオと青年】行木しずく(空涙製作所)
蛍石ラジオ、いわゆる鉱石ラジオというやつでしょうか(原理よくわかってません)、蛍石の光る性質を備えたラジオって、そのアナログな感じも含めて素敵ですね。フリマでの運命的な再会、蛍石ラジオから聞こえてくる声。激務で消耗した心に寄り添う温かさ。


【いちばん長い、あの夏の日のこと】堺屋皆人(S.Y.S.文学分室)
心をなくした男と、まるで鏡写しのような存在の男と。失った心の空洞の奥へ奥へと進んでいくかのような、狂気に近づくがゆえに、それとは紙一重である正気に見紛うような。そして赦しと解放。考えれば考えるほど、恐ろしい作品。


【日差しに融ける】小野秋隆(蕪研究所)
陽炎がたつ、うだるような暑さとほのかな憧憬を捧げた少女の喪失。はっきりと描写されていないからこそ残る、ざらりとした「融け残り」のような感触が雪美の未練に重なるよう。東京、その賑わいと複雑に絡み合う道路、猛スピードで行き交う車は、ひとりの少女を飲み込むには十分で。


【彼女の世界は壊れた時計】なんしい(押入れの住人たち)
ごちゃごちゃにもつれた時間を生きるミティカ。正解を選ぶまでの無限回の試行、そしてループ。死ぬことさえも不正解、ただ前に進むだけに思考と出会いを重ねるミティカの明るさが切ない。
(余談:「オール・ユー・ニード・イズ・キル」映画版、大好きです。原作未読ですが)

【終わらない晩餐、進む秒針】とや(さらてり)
上機嫌で大量のご飯をつくる彼女と、何やら気の進まない様子の「俺」。互いにプロとして人生を全うするカッコよさと、その裏返しの無常感が独特の味わい。


【さねかずら】かなた(そりゃたいへんだ。)
夏の日の陽炎のような幻想的な一編。祖父のさねかずらを手入れする葵、祖父を訪れる、あちらとこちらのあわいにいるようなこども。これからもきっと仲良くできることでしょう。
(余談ですが「そりゃたいへんだ。」さんにはどれだけ個性豊かな書き手さんが所属していらっしゃるのか……!)


【午後十時】緋臥 灼(春夏冬)
これが二時間前じゃなく二十日前くらいに書かれていたとしたらすごいのですが(笑)ともあれ、間に合ってよかった。


【星の彼方より】轂 冴凪(うずらやの小金目倉庫)
ハイテクとローテク(?)。宇宙の先の先まで旅するほどに技術が進んでも、地球ではラーメンを啜っている。ラーメンを食べに宇宙から帰ってくるひとがいる、生活と科学技術の近さに、SF好きとしてはグッときます。


【昼の相席】斉藤ハゼ(やまいぬワークス)
あの日のその後。前回アンソロの続きで、非日常が日常に薄められつつある日の偶然。毎日生きてきたはずなのに、いつの間にか時間が経っていたことに対する置き去り感、ネットで得られるたくさんの情報と実際に会うこと、見ること、体験することの差異。そしてそんな今日も昨日に積み重なっていく、けれど揺れる感情はそのとき限りのライブ。


【小さな喫茶店での奇跡】色水良子(春夏冬)
喫茶店の常連さん。まさかのエンカウントにあわや……! でしたが、雨降って地固まるというか、終わりよければ全てよしというか。コーヒーショップではなく、喫茶店だからこその出会いが微笑ましいです。


【二十年ぶりの再会】小稲荷一照(かんだ紅茶倶楽部)
紅茶、飲むけど私の場合、水分と牛乳の摂取でしかないので(もったいないからTBしか飲まないですよ)、ちゃんと知識のある方が羨ましいです。趣味は趣味として、懐かしい味を楽しむ。……ほ、ほうじ茶?



今回もバラエティ豊かな作品に唸ったり悶えたり萌えたり、楽しませていただきました。
イベントはもう終わってしまいましたが、次回開催が待ち遠しいです。

今回のアンソロ、とても分厚いのでつまみ読みされる方もおられるかもしれません。そんな方にも、通して読んでいらっしゃる方にも、「こんなふうに読んだよ」というのが伝われば幸いです。


#テキレボアンソロ 感想その3

テキレボアンソロ、感想その3です。
高柳寛さん「恩返し」から桂瀬衣緒さん「300字SS」まで。


感想その1
感想その2
感想その4


【恩返し】高柳寛(KK FACTORY)
ニヤニヤしてしまう面白さ。「おっさん」のキャラがインパクトありすぎて、たかしじゃないけど目が離せません。これがラノベのヒロイン系美少女だったら、たかしはどうしたかなあ(笑)


【のぼりさか】ゆみみゆ(愛的財産)
冒頭の一文から引き込まれました。雪の背負う決意と後悔、そして過去。その重さに負けぬほどの疾走感、痛いほどの切実な願いに、感情移入しながら読んでいました。山頂を越えて、そこで雪と翔が出会った物語の結末も素敵。


【小さな食堂にて】藤堂美香(白玉)
長い時を生きる語り部と人とのラブストーリー。登場人物のネーミングもあってか、描写が色鮮やかです。常葉と蘇芳のラブの傍らで、時雨と珊瑚もラブいように思えたのは私だけでしょうか……。


【春の灰】望月あん(border-SKY)
地の文が端整で艶やか。静謐で乾いているのにどこか官能的でもあって、有機的なのに無機的な……たとえば「骨」のようなイメージ。桜の終わりかけの季節だというのに、すべての色が褪せたように感じられました。兄の喪失による主人公の心象ゆえでしょうか。そして、主人公がねえさんのことを密かに想っているように読めてしまったのですが……。


【そこに在った風景】谷町悠之介(ナキムシケンシ)
MMORPGは遊んだことがないのですが、煽られ罵られ嘲笑されても初志を貫く主人公がカッコイイです。なかなかできないですよ、これは。


【太陽になんてなれなくても】前転リネン(リンネルフランネル)
気になっていた元クラスメイトと兄が結婚、というだけでもショックなのに離婚の知らせを聞いて動揺しないはずがないですよね。趣味を趣味として続けること、偏見を偏見と認めること、その勇気。


【奇譚・夢守人黒姫 再会の桜】服部匠(またまたご冗談を!)
既存作の番外編ということで、世界観やキャラクター紹介、アクションシーンまでがぎゅっと詰まった一作。黒姫と青子の一筋縄ではいかなそうな関係もすごく気になります……!


【秋子さん】にゃんしー(おとそ大学パブリッシング)
校舎に四角く切り取られた空、灰色の思い出の中にあって、秋子さんだけがくっきりと鮮やかな印象で描かれる。主人公にとって秋子さんは安全地帯だったんだろうなあと思います。モラトリアム、そろそろと様子を伺うようにおとなになってゆく少女たちの繊細な、ときに狡くもあるいっとき。


【美少年興信所~語りかける我ら・抄~】鳴原あきら(恋人と時限爆弾)
衝動を押し込めた悪ふざけ、だったはずが、思いがけぬ再会と、満潮音に導かれるようにして開かれてゆく新しい扉。知恵蔵の鬱屈した思いが青春に、情熱に形を変えていく。何か新しいことをしたいとうずうずするような作品でした。


【まほろば町保育園】アヤキリュウ(ここち亭)
アズサ先生の失言、大地先生とお残りのチサちゃんとの交流。一度読み終えてほろっとしながら読む二回目の味わいがとてもとても、いい。チサちゃんの「だいち先生もまだ遊びたいの?」など、二回目だからこそ刺さってくる仕掛けがたくさんです。


【かぼちゃのタルト】青波零也(シアワセモノマニア)
おいしいものを食べたときのように、思わずニヨニヨしてしまう作品。おいしいもの好きなアキの作ったかぼちゃタルト、おいしいに決まってます! 甘味が彩る甘くて爽やかな短編。


【ナイス・トゥー・ミー・チュー】ムライ タケ(そりゃたいへんだ。)
うっかり死んでしまったタカハシ。完全に死んでしまう前に誰か一人にだけ挨拶をすることができるが、挨拶をしたい人もすぐには思い浮かばず……。タカハシの生きざまはともかくとして、その思いが昇華されゆくラストシーンはすごく素敵。ハムスターは助けられなかったけど、空を見上げる子どもらの幾人かを、彼女は救ったのかも。


【あの時負けた】迫田啓伸(侍カリュウ研究所)
高校野球もの。まさかの敗北と再戦、グラウンドに立つ前の、「素の」高校球児たちの交流。熱くて爽やかな一編。


【再会】庭鳥(庭鳥草紙)
ジャパネスクはむかーーし読んだ記憶があるけどほとんど何も覚えてません。それでも、氷室さんの軽妙な文体が懐かしくなるような、朗らかでやさしい瑠璃姫の語りでした。随所に見られる、歴史物の書き手さんらしい表現が上品で新鮮に感じられました。
余談ですが、「筒井筒の仲だった」、そう、筒井筒は正義。


【医者は白衣を着ていた(【零点振動】番外編)】宇野寧湖(ヤミークラブ)
長編サイキックミステリーの番外編とのこと、こ、これは本編が気になります。クールでハードボイルドな切り口、甘すぎず、けれど含みをたっぷり持たせた羽鳥と槇の関係性。こんな、「天才肌の精神科医」に「君の病理を分析するぞ」なんて言われてドギマギしない人がいるでしょうか!!


【三日月の夜に。】伊織(兎角毒苺團)
猫又の登場あたりから、「すこしふしぎ」かな、と思っていたら「とてもふしぎ」でした。謎の生命体(麒麟……?)、五年後の再会と恩返し。天変地異を目の当たりにしてのあの落ち着き、語り手さんもただ者ではないとお見受けしますが、明けぬ夜はなく、世界は凪へと巡っていて、ふと肩の力が抜けるような気がしました。


【薔薇が運んだ幸運】kiyonya(招福来猫)
人魚の国、という設定に心惹かれます。両親の不仲に心痛めるジタル、ふとしたきっかけで出会った人魚の王子ピート。ジタルがピート王子の話し相手に、という幸運は、きっとジタルの誠実な生き方に対するご褒美だったんでしょう。本編はBLとのこと、これはきっと甘くていいお話……!


【ご冗談でしょう、ラインズマンさん】わたりさえこ(ナタリー)
不条理と難癖の連鎖。スミス、ラインズマンという名詞は、この不条理が誰にでも当てはまるものだと思わされますし、実際こういうこと「あるある」ですよね。そんな負の連鎖を断ち切るのは……。読後感爽やかな一編。これも大好きなお話です。


【明日また再会しよう】姫神雛稀(春夏冬)
年若い起業家、学生ベンチャーならではの熱気と貪欲さむき出しの夏文と、そのストッパーながら内心はよく似た彩斗。でも、パーティで再会した瑠知の扇情的なファッションに焦る彩斗は「おとこのこ」という感じがして可愛いです。前途洋々な若者たちの、煌びやかな夜。


【300 字SS】桂瀬衣緒(SiestaWeb)
ついのべほどストイックではなく、けれどテクニックを要する300字短編。序破急、というか、短い物語ゆえの展開の小気味良さ、キレとオチを楽しめる5編。



アンソロはひとまず読了していますので、ラスト1/4も頑張ります。お待ちくださいませ……!

第二回 #テキレボ 有難うございました!

テキレボ2、無事に終了いたしました。委託本+お買い物代行分の荷物も受け取り済みです。
主催さま、スタッフの皆さま、テキレボメンバーズの皆さま、サークル参加・一般参加された皆さま、お疲れさまでした!


さて、今回は新刊「ふたり、神鳴りの」が搬入分完売とのこと、15時ごろに会場からついったでお知らせいただき、嬉しいやらびっくりするやらで家中をウロウロしていました(笑)
直参イベントでは新刊は直接搬入(在庫フル)するし、既刊もそうガッツリ動くことはないので、搬入分完売は実は初めてで、すごくすごく嬉しいです。
お手に取ってくださった方、本当に有難うございます!
また、代行分含めお求めいただけなかった方、申し訳ありません。手元在庫はたんまりありますので、次回イベント(テキレボ3に委託参加予定)、もしくは自家通販(別サイト)にてお求めください。

既刊「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」「リドゥリー・シュライアの不幸と幸運」も旅立っていきました。お楽しみいただけると嬉しいです。
「魔法使い~」はついったでの宣伝に一番反応があったのですが、蓋を開けてみるとそれほど動かずで……^^;
在庫数が微妙なことに変わりはないので、こちらは今後、直参イベントでの頒布と自家通販のみの取り扱いとなります。急に完売するような部数ではありませんが、欲しい、気になる! と仰ってくださる方はお早めにどうぞ。
「リドゥリー~」は直参イベントでもジワジワしか動かない、でも必ず動く不思議な作品なのですが、今回は初動に次ぐ売れ行きでした。正直、ちょっとびっくりしています。お値段もお値段だし……(笑)
ともあれ、お陰様で参加費とお買い物代行の依頼分、売り上げを計算してみるといくらかプラスになるようで、赤子様にベビーダノンを買ってあげようと思います(大入り袋的な)。
手に取って下さった方、代行依頼してくださった方、有難うございました!


さて、委託参加サークルとして今回のテキレボ2の感想ですが、やはり参加者さんの熱気、イベントを盛り上げよう・楽しもうというサービス精神(?)がすごかったです。
ラリー企画なども多数開催されたようで、私も大慌てでスケジュールをねじ込んだりしましたが、会場に行かれた方の参加レポなどを拝見していると、即売会に加えての当日企画としては、数がもういっぱいいっぱいなのかな、と感じました。
ええと、うまく言えないのですが、即売会にサークル参加して、自分の本を売りつつお買い物をして、さらにラリーを回って、テキレボメンバーズでお手伝いして、みん☆コマ見て、舞台でのパフォーマンスを見て、となると圧倒的に時間が足らない、ということです。設営・撤収に参加すると、体力的にも厳しくなってくるのでは。
テキレボはたびたび「文化祭」と評されますが、まさにそれですね。限られた時間、たくさんの催し。
事前に計画を立てておかないと回りきれない密度になっているようだし、一人参加のサークルさんではそれも厳しい。
私もいつかは直参したいと思っているのですが、そのあたりのやりくりをどうするか、今から悩んでるくらいです。


前回から規模も密度も増し、それによる事務作業のつまずきも何となく察せられ……アンソロジーはやっぱり事前に欲しかったです。お買い物代行の受付〆切までに目を通せなかったので、この方の本頼めばよかった、こっちも! これも! と、今まさに悶絶中です。
アンソロの感想を通じてのご縁もあるので、スケジュールが厳しすぎるのも承知の上で、次回はぜひ! とお願いしたいです。(無理言ってすみません……)


自分の反省としては、webカタログの使い方ですね……。
お買い物代行のリストを見て、あまりに目が滑ることにびっくりしました。いくら「無配です!」「ご自由にお持ちください!」と宣伝していても、埋もれる埋もれる。(私がエクセルのでかいシートを見慣れていないだけかもしれませんが)
ついったでも呟きましたが、無配、新刊、などのアピールは必要かなーと思います。
具体的にはこういう感じ。
plag.jpg

あんまりやりすぎるとクック●ッドみたいにキランキランになるから要注意ですけども。
あと、できるだけ情報の登録はお早めに! ですよ。
代行利用者からのお願いでした。



さて、戦利品です。
IMG_20151011_144536.jpg

代行頼みすぎやろ……!!(写真撮ってないけど、ポスカや無配ペーパーもあります)(Mさん、有難うございます)
血を吐く思いで厳選して、かつリストをもらった後でカタログに追加された分は確認してなくてコレですからね。
で、今アンソロ読みつつ頼み忘れの多さにアハーンてなってるわけで。
まったくもって悩ましい話です。
少しずつ読み進めて、感想などお伝えできれば、と思います。
まずはアンソロとその感想、そして自分だけのついったフォロー祭りですけどね! 楽しみだ!
(リフォロとかお気になさらず……)


さて、次回、来年3月のテキレボ3にも委託参加、となると思います。
赤子様がね……連れて行くのもアレだし離れるのも厳しいかと思って。いえのひとにも負担かけるし。(テキレボ4には直参したいと思っていますので、それに向けて今からいろいろ調整してます)
新刊の予定はありませんが、ごんぶと本こと「プリズム」のお試し版無配の再版を予定しておりますので、既刊の頒布+無配、となると思います。アンソロにももちろん参加します! お見かけの際はぜひよしなに。

というわけで、年内は水面下での作業に徹します。
やはりついったが一番レスポンス早いので、何かありましたらお気軽にお声がけください。





#テキレボアンソロ 感想その2

お待たせしました、テキレボアンソロ「再会」の感想その2です。
ろくさん「時告げ台の濡羽鴉」から山本ハイジさん「ある画家、あるいは精神の渇き」まで。

感想その1
感想その3
感想その4


【時告げ台の濡羽鴉】ろく(階亭)
前回のアンソロ掲載作のその後のお話。今回は鵺とのバトル! 自らの足を、戦闘力を、何よりの悦び、楽しみを奪った鵺との対決、悲壮さではなくて鵺を狩ることへの渇望が滲むところがたぎります。夜と血と硝煙のにおいの妖艶さ。


【ここから始まる】藍間真珠(藍色のモノローグ)
己の技量に自信があるからこそ、井の中の蛙状態だったことを知って受け入れ、戸惑うティット少年が素直で可愛いです。自らがゼロであることを知ったからこそのはじめの一歩。壮大な物語が感じられます。


【死神】雨宮小夜(色漆)
「私」は事故から生き延びたはずなのに、死に損ねた……というか、彼女に導かれ損ねた悔恨と、来るべき日を心待ちにするような期待感は、死の枠組みから外れたところへ至るのが自然なことなのかもしれません。なるべくして「私」は死に神になったんでしょうね。


【八月七日の夜に】汐江アコ(まりあ骨董)
か、可愛い……! そして甘酸っぱい青春ラブストーリー。私は七月七日が七夕の文化圏ですが、梅雨の最中のこと、雨・曇りばかり。八月七日は晴れて逢瀬の叶うことも、願いの叶うことも多いのかもしれません。


【カラフルクッキー☆スーパーイリュージョン】ひざのうらはやお(そりゃたいへんだ。)
放送部、校内放送を牛耳ってるんじゃ……? ひいては、学校を裏から支配してるんじゃ……? とうっかり思ってしまうほどハイテンションな学校放送。むしろラジオ。かなことリスナー(学生!)の再会、ということ……なのかな。


【彩会】紗那教授(教授会)
これぞ、ダイレクトマーケティング! ステマの三文字を鼻で笑うがごとき威風堂々たるマーケティングに、ただただひれ伏すしか。圧巻です。


【おしゃべりな女の子】瑞穂檀(チューリップ庵)
マリコがすごく可愛いです。健気で家族思いで、お人形だから言葉を発することはできないけれど、感情豊かで。だからこそ切なさがぐっと迫ってくるのでしょう。


【繰り返すは安易な終わりの類型】空想金魚鉢(MATH-GAME)
このダークで救いようのなさそうな歪んだ世界観、大好きです……! 長編のバックグラウンドなのでしょうか。兵器として消費される少女の無垢な祈りが、欺瞞に満ちた鈴音を苛む。本編があるなら、とことん救いのない、あらゆる希望や祈りや願いをねじ伏せるような展開希望です……!
(余談ですが、往年のラノベ「ブラックロッド」三部作を思い出しました)


【百年目の再会】野間みつね(千美生の里)
軍からマークされるほどの超能力者で不老の「俺」、決して幸せな人生ではなく、辛い思い出が積み重なる中から現れた、眩しく光輝くような青春の一コマ。「俺」の行く末が気になります。


【つがい】篠崎琴子(てまり舎)
美しい描写と、心をひっかくような傷が印象的な一編。この雰囲気、大好きです。甘やかな幻想をかたくなに守っていた少女、けれど現実は無情に、無常にうつろいゆくもので。幻想に拒絶された少女の悲痛な叫びがじんじんと響きます。


【はい、題名は、「再会」にしようと思っています、これがその】Pさん(崩れる本棚)
流れる、飲み込まれる、奔流、ライブ感と疾走感、疾風怒濤の連想ゲーム、思い出したかのようなトリビア、唐突なようで計算され尽くしたカウントダウン、甘いアイスコーヒーのように増してゆく密度、急速に収束する文字列は世界の終焉にも似て。


【嘘と箱】南風野さきは(片足靴屋/Sheagh sidhe)
エイプリルフールよりももう少し「嘘をついてもいい」が日常に溶け込んだ一日。哲学的なような、謎かけのようなことを言う少年(?)は切り貼りされたような非現実感で「ぼく」を困惑させる。嘘、というスパイスと小悪魔的存在の少年が独特の手触りを残すお話。


【夏風の向こうに】青銭兵六(POINT-ZERO)
都会に憧れ、地方から出てきた「僕」。厳しい現実に揉まれて心身ともにぼろぼろになった「僕」を、懐かしい光景が無言のままに受容する。両親の思い出、ボタンを押さないと開かない電車の扉。再出発のときはすぐそこに。


【自然光の貴婦人】森村直也(HPJ 製作工房)
地底都市から地上へ、そして美術館へ。暗いところから光射す明るい場所へ老婦人に導かれるうち、読み手と植村とが重ね合わされるようで、幼い心に憧憬と陶酔とをもたらした絵画との再会が、美化された思い出に彩られた初恋を反芻されるほろ苦さを経て昇華されるカタルシスを余すことなく味わえます。


【Re-Union In The Sky】綾瀬翔(skyparametric)
先の「繰り返すは安易な終わりの類型」にどこか似た設定で蘇り、敵対を余儀なくされるかつての恋人。恋人が羽をもがれ墜ちる悲しみを憎悪に塗り替えるその手口、立ち向かうエースパイロット・ホール。ヒコーキもの好きにはたまりません。そして、いつ聞いても交戦宣言はかっこいい。
(余談:次回以降のテキレボでエースコンバット二次小説とか再録発行したら欲しい、って方いらっしゃるでしょうか……)


【勿忘草 ~My good old sound~】蒼井 彩夏(風花の夢)
前回アンソロと同じく、魔女ソフィアが人々の記憶を優しく揺り起こすシリーズ。創作もですが、芸事は始めたての真摯な情熱を忘れないこと、重要ですよね。小手先のテクニックや増長、手抜きを覚えるとすぐダメになってしまう。自戒も込めつつ。


【平和なら笑っていられる今宵なら六等星も綺麗に見える】笠原小百合
月のない夜の暗さ、満天の星空、街灯に照らされる表情豊かなミホ。情景が易々と想像できるがゆえの、キュッとする青さが懐かしい。ささやかな小さな彼らの世界、その平和がいつまでも守られますよう。


【土中からの色】江間アキヒメ(【日本史D】編纂部)
(歴史詳しくないので、ウィキペディアさんにお世話になりつつ)これはもしや、にわかに話題の日本住吸血虫の事案……? 史実を下敷きにしつつ、真相は(まさに)闇の中といったホラー仕立てになっています。ラストシーンも、果たしてそれは……と、いい意味でのモヤモヤが拭えません。


【僕の上司と先輩】真乃晴花(Natural maker)
今回もやらかしてくれます、副長官。ルーとのやりとりは高度な論理戦のような、単なる屁理屈のなすりあいのような。ハーリィのぽわんとした明るさと苦労人気質ににやにやしてしまいます。


【遠き日に、白はいざなう】耀華(旅人たちの紡歌)
剣の勝負で勝ち逃げされたかたちのウェルバーニア。魔力判定会議で選抜され、特殊なのは自分だと思っていたのに、そこでも選ばれたのはフーリエスで、若さゆえの自信過剰がもたらすその悔しさと羞恥。それをばねに約束を果たし、再会を遂げた二人を照らす陽光の清々しさ!


【ある画家、あるいは精神の渇き】山本ハイジ(ikuraotome 出版)
冒頭の一文がすべてを表しているような、創作活動が持つ暴力的なまでのパワーに唸る一作。妖艶な魅力を持つ影次は、妻の喪失を埋めるばかりか、画家としての「わたし」の転換点になるのでは。そんな昏い予感を秘めた物語。



ようやく折り返しです!
どんどん頑張ります。後半に掲載されてる方、お待たせしてすみません……。

#テキレボアンソロ 感想その1

開催当日の朝、しかも読めたところ・感想書けたところまでの公開で恐縮です……。
緑川かえでさん「捧げものは全て」から柳田のり子さん「七瀬君とモテと非モテの研究」までの感想です。
販促にはならないかもしれませんが、作者さんに届け!
ネタバレ・誤読・勘違い・ガッカリ語彙力、どんとこーい!


感想その2
感想その3
感想その4


【捧げものは全て】緑川かえで(黒の貝殻)
前回のアンソロにも登場した彼らとの「再会」という意味もあるのかな、と思わせるトップバッター。今回も「主」は酷いですが、ギュスターヴとセレナーデにとってはそれこそが甘い蜜なんでしょう。


【再会して再開したら最下位にも届かなかった細話】こくまろ(漢字中央警備システム)一部わからない用語があったので家人に質問しつつ読みました。若かりし日の己を越える挑戦と情熱、と書けば格好いいですが、やってることはコレですからね……。今回も楽しませていただきました!


【一期一会で終わらせない】たつみ暁(七月の樹懶)
長編の番外編ということで、キャラクター紹介も兼ねた人物描写が活き活きしてて素敵です。エレ可愛いなあ。おいしそうなごはん描写も個人的にポイント高いです!水菜おいしいです水菜(そっち!?)


【マッチ】きと(be*be)
短い中にぎゅっと凝縮された人間関係、思い思われる矢印の行方。安達の「マッチ」描写が素敵。燃えるような恋だったのかな。噛めば噛むほど味が出るような掌編。これ好きだわー。


【おばあちゃんに会いに行きます】セリザワマユミ(トラブルメーカー)
前回に引き続き、創作と日常の境目が揺らぐ一編。そういえば私もとんとお墓参りに行ってないなぁ……。地元を離れてお墓参りの機会が減った今だからこそ、ちょっとチクリときました。


【再会の金太郎】トオノキョウジ(クロヒス諸房)
金太郎meets何だかいろいろ! ウージーと聞いて某機関銃を想像し、こりゃ悲劇の予感……と思っていたのですが、前妻との遭遇という予想を超えた悲劇(?)が! どうなる! 金時! じ、次回……あるの?


【硝子は飛べないから犬にはなれない】ハギワラシンジ(深海の記憶)
掴もうとしてはするりと指の間から逃げてゆく、そんな不思議な手触りの短編。楽園と老人、硝子と禁忌、それに触れた僕の変容と咆哮。天地創造とその終焉、なんてことを思いました。


【雪、観覧車、珈琲】久地加夜子(ふぇにどら!!)
観覧車。私も大好きです。ゆっくりと天地をまわるゴンドラに乗っている間は現実から切り離されたようで、元の位置に戻るその動きが、巡り巡るいのちの連鎖のように思えて。切なくてあたたかい、缶コーヒーの甘みが沁みる作品。


【たましいのゆくえ】まるた 曜子(博物館リュボーフィ)
SFだー!(万歳!)VRやビッグデータ、人格の複製というSFスキーホイホイの要素と、まるたさんの真骨頂であるドメスティックな関係性が両立していて、ぐっときました。彼女亡き今、彼女が誰であるかというのは、彼女ではなく彼女を観測する者が決定する。観測者を観測する者。それでも故人のこころは、たましいは、生きている者の中に残るんだなあ、と。


【明けない夜はない】 天海六花(アメシスト)
人間とリザードマン。何の偏見もなく、違う立場の者同士が互いに歩み寄れば……と、現実の諸々を思いつつ読みました。


【アプリコットスピネル】藤和(インドの仕立て屋さん)
ラストに、えええそうなるの!? と少し驚きました。石言葉がそんな感じなのかと思ったけど、そうでもなさそうな……。


【タイムカプセル】風城国子智(WindingWind)
静謐さが漂う物語は、まるで映画のようでした。人気のない早朝の廃校、明けゆく空をバックにシルエットだけが浮かぶような。名も思い出せないのに思い出だけがよみがえる、そのあたたかい気持ちが静けさの中に灯っているようで印象的でした。。


【ずっと待ってる】瀬古冬樹(とーとくるす)
幼なじみ、身分違いの子どもたちの慕情。ちょっとニヤニヤするくらいの王道設定です。大好きです。未来の再会を夢見る二人に幸あれ。


【君と『彼女』とひまわり畑】猫春(ばるけん)
太陽の色に染まるひまわり畑にハープの音色が響くとき、現れる「彼女」。友人は、「彼女」と「僕の中にいた誰か」を再会させるためのキーマンだったのでしょうか。南仏のくっきり色鮮やかな背景に、一人たたずむ僕の寂しさと残されたハープの音色が心に残ります。


【ララバイ・ブルーの幻】落山羊(ヲンブルペコネ)
藍子にとってはブルーの喪失が自身の喪失とイコールにも思えます。なくのが下手な藍子とブルー。再会と涙とふたたびの別れを経て、藍子が幼い日の傷にブルーという名の絆創膏を貼って少女を卒業する、ほのかな苦み。青系で統一された色彩が作品を彩ります。


【ゆめまぼろしのごとく】濱澤更紗(R.B.SELECTION)
擬人化小説は初めてです。擬人化にあたって、路線の長さや規格が考慮されているのでしょうか。詳しくないのでそのあたりはわからないのですが、擬人化という要素で、鉄道の歴史の移ろいがわかりやすく描写されていると思います。


【卵】海崎たま(チャボ文庫)
これすごく好きでした……! 愛ゆえに兄が与えた卵。愛は容易に憎悪に転じ、兄の愛たる卵を潰し、その殻を手にし眺める妹。ラスト一文が潔く美しく、どこまでも端整。


【君と君と僕と俺との間】遠藤ヒツジ(羊網膜傾式会社)
劇中劇のようでいて、どこまでが現実、どこまでが虚構、願望なのか一瞬ふっと揺らぐ瞬間が。誰かの信じる愛は無力、けれど虚構の中では枯れることなく咲き続けるのでしょう。


【出逢いと別れ、そして恩返し?】なな(7’s Library)
こ、この恩返しは期待していいのか悪いのか……。パリス君の受難体質からして、これはさらなるトラブル(?)の予感しかありません(笑)さっくり読めるライトファンタジー。


【旅先での一度限りの出会い】高森純一郎
前回のアンソロジーもそうでしたが、高森さんの人となりが伝わる、心のこもったエッセイ。いただいたものを、別の誰かに伝える、ペイフォワード。これは「彼女」への手紙でもあるのではと、そんなふうに感じました。


【遺書】つんた(みずひきはえいとのっと)
時間移民。本編未読なのですが、本来の歴史の時間軸から飛ばされた……というような解釈でいいのでしょうか。国王だったはずの彼が幼いながらにしたためる遺書、そしてワイン。どれにも詳しくないので私などが読むのは勿体ない!


【人差指】乃木口正(妄人社)
本格派ミステリ。四千字で殺人事件にチャレンジとは、すごいです。二回目を読むと、江川の心情が全く裏返って見える……! 多くは語りません、語れません!


【Still loving you. (会うつもりなんかなかった)】添嶋譲(言葉の工房)
おおお、添嶋さんのびーえる! という色眼鏡なしにしても、主人公の気持ちの熱、弾けそうなそれを言葉にした途端の急激な冷え、自覚、後悔と抉れた心のリカバリが切ない作品です。主人公がどこまでも透明な(=普遍的な)存在なのがまた哀しくて。でもタイトルがすべてを語る。


【再会小説【私の娘】】氷砂糖(cage)
超短編、掌編を主戦場とされている氷砂糖さんの真骨頂! 短い作品の魅力がぎゅっと詰まっています。小さな作品が集まって大きな作品になる、これすなわち宇宙の構造。さて、彼女にかける言葉は……月並みですが、「書いてくれてありがとう」かな。だからあなたに出会えたのです。


【七瀬君とモテと非モテの研究】柳田のり子(柳屋文芸堂)
あっあっ、七瀬君……! と外野から(後ろ後ろ!的に)呼び止めたくなるようなコメディタッチの短編。七瀬君の舞、見てみたいなぁ。
本編も気になります。代行お願いした私、勝ち組!(ドヤァ)(未読の時点で負けてる)




以上です。
次回は自作を飛ばして、ろくさんからの感想です。気長にお待ちくださいませ……!
すべて公開後、公式(StrayCat)さんにも投稿しますねー。

最初に感想を投稿なさった森村直也さんのレビューから、作品タイトル・作者名・サークル名をコピーさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


#テキレボで楽しみな本

……本もサークルさんもごった煮でお送りします。
リンクなしですごめんなさい……。
あっ、参考までに、私は異世界FTとかぬるいSFとか書いてますが、読むのは雑食です。



愛的財産/A-04 https://plag.me/c/textrevo02/149
ヒール男子もミステリも前回から気になってたけど予算の都合で見送ったので、今回こそは……!
二次の高村薫作品も気になる! ます!


「SFファンふたたび」by 本屋Books/A-08 https://plag.me/p/textrevo02/529
TLに流れてきたのが気になって。フルメタもハルヒもまどマギも知らないけど大丈夫……かな?


EN/A-09 https://plag.me/c/textrevo02/258
タニス・リー追悼本にガタッしてるんですけど、情報がなくてハンカチ噛みしめてる次第。


博物館リュボーフィ/B-04 https://plag.me/c/textrevo02/206
ファンです。(真顔)新刊! 新刊!!


「星空鉱山」by インドの仕立て屋さん/B-14 https://plag.me/p/textrevo02/539
星空に鉱石。気にならないはずがない。


300字企画/C-01 https://plag.me/c/textrevo02/158
参加してます~。「本」の本を作るべく、代行お願いしようと思ってます。


「俺のグルメFESTIVALアンソロジー『おなかがすいて眠れぬ夜に』」by グルメアンソロ(仮)とこんぽた/C-0304 https://plag.me/p/textrevo02/833
参加してます~。web版をほとんど追えてないので、皆さんのグルメが気になるなる!


「ミス・アンダーソンの安穏なる日々」by グルメアンソロ(仮)とこんぽた。/C-0304) https://plag.me/p/textrevo02/197
噂のアン安。以前からTLにざっくざく感想が流れてくるので、今さら私が読まなくても……ってツンツンしておりましたが、アッ待って待って! と態度を翻してみる(何)


「ドラゴナイト擬典 序章」by 兎角毒苺團/C-10 https://plag.me/p/textrevo02/925
「本」版の装丁もめちゃくちゃ気になる! 会場で手に取ってみたいのですがかなわないのでこちらを……と思ったら、こ、小判!? 「小判のように輝くシンプルな」!? き、気になる……。


「輝石の歌」by さらてり/C-14 https://plag.me/p/textrevo02/802
人と宝石が共存する、という説明文に惹かれました。共存って、どんなふうなんだろう。書きかけの自作(石飼)を思いつつ(ステマ)、短編集っていうのも嬉しいな。


「夜降ちに飛ぶ」by ゼロタビト/C-20 https://plag.me/p/textrevo02/982
前回買った1巻が面白かったので! 表紙もタイトルも素敵。


「音律歴程 - Cinderella's Whereabouts」by シアワセモノマニア/C-24 https://plag.me/p/textrevo02/555
青波さんのお名前はずいぶん前から存じ上げているのだけど、そしてTLにざくざく感想が(略)今さら(略)アッ(略)というわけで某ガイドでもお見かけしたこちら、気になります!


「安全シールをはがしましたか?」by ナタリー/C-34 https://plag.me/p/textrevo02/714
実はこちら、持ってます。まだ最初の一話しか読めてないのですけど、さらっと癖のない手触りで、続きも楽しみ。


『日本史D』編纂部/C-35 https://plag.me/c/textrevo02/201
日本史・世界史Cは持ってるので、こちらも楽しみ。ただ代行で頼むと予算が……予算が……。ぐぬぬぬぬ。


「文藝誌オートカクテル2015-耽美-」by おとそ大学パブリッシング/C-39 https://plag.me/p/textrevo02/847
そうそうたる顔ぶれによる「耽美」をテーマにしたアンソロジー。絶対面白いと思う! けど、半端な態度で読んでは失礼な気もしてる。私には届かないテーマだなぁ。


「響作2」by 深海の記憶/D-1314 https://plag.me/p/textrevo02/966
前作がとてもとても良かったので、今回も期待大です。書き手さんも増え、想像以上にパワーアップしてる予感!


「綺羅星と星屑」by 象印社/委託-10 https://plag.me/p/textrevo02/950
準備段階から応援していた一冊。星と七夕、身分違いとかたまりません……! くまっこさんのご本は装丁も楽しみ。


酔庫堂/委託-12 https://plag.me/c/textrevo02/216
九州でのイベント参加情報がTLに流れてくるたびハンカチを噛みしめていたのですが、ついに噂の「処方」がこの手に! めっちゃ嬉しい!


「彩日」by 階亭/委託-17 https://plag.me/p/textrevo02/192
神と人、希望と絶望、終焉と永遠。紹介文だけでどんぶり飯いけます。


「元競走馬がやってるBARがあるんだって」by cage/委託-35 https://plag.me/p/textrevo02/662
競馬は……昔、父がやってたなあ。お酒は……禁酒中。飲み会は苦手だけど楽しいお酒は好き。楽しめると信じてる!


「妊婦本」by 二乗天使/委託-37 https://plag.me/p/textrevo02/765
前にもちらっと呟きましたが、妊娠と出産ってほんと人それぞれで。うちはこうだったけどよそはどうなん?っていうのは興味の尽きないところなのです。



どれだけお買い物できるかは予算と相談に相談を重ねてダンスダンス会議ののちに断腸の思いで決断すること必至です……。
もう、代行依頼のリスト見たら(色んな意味で)ため息しか出ません。
はふー。

そしてそして!
スタッフの方、お買い物代行してくださるテキレボメンバーズの方、お忙しい中対応してくださるサークル主さん! お世話になります。本っ当~~にすみません。有難うございます。よろしくお願いします!
(という気持ちでリストの金額と総数を見る……)

#テキレボでオススメの本

……数は少ないですがどれも推し! ですよ!

【B-04】博物館リュボーフィ「花と祝祭」
分厚いのに長さを感じさせない筆力! 恋愛ものですが、女性誌に連載されてるようなファンタジー要素はなくて、みんな地に足しっかりつけて生きて、毎日頑張ってるんやな……という、リアリティがあります。会話文、口語も取って付けた感がなくて、まるで友だちの話を聞いてるみたいで。だから、全力で登場人物たちの頑張りを応援したくなる=ストーリーにのめりこんでいく、のです。


【B-25】春夏冬「はなずかん」
花にまつわる短編集。艶やかで美しく、そして時に残酷で哀しい物語。
作者の鷹無さんは大阪の大学生、ということで勝手に親近感を感じ、アンソロの掲載作も好みだったのでご近所のおばちゃん目線でエールを送っております。
ご多忙のようですが、環境が落ち着いたらまた執筆してくださることを祈って。


【D-02】HPJ製作工房「願いの先のもう一歩」
消えゆく魔法、広まる革命的技術。拙作「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」に似た世界観ということで手に取りました。素材が似ていても調理法でこんなに違うものになる、と感嘆&涙ほろり。
セイクリフの一途さ、その裏返しとしての不器用さに共感。ツィセも可愛い……!
「科学は願いの先にある」、すべてはこの一言に尽きます。ややステマを交えてお送りしました。森村さんごめんなさい……。


【委託-10】象印社「廻る針の一夕語り」
方位・方位磁針をテーマにしたアンソロジー。小説と詩、15作品が楽しめます。
装丁、デザインまで凝ったつくりで、掲載作も色とりどりの作風で、アンソロジーを読む楽しさがぎゅっと詰まった一冊。お気に入りがきっと見つかりますよ!


【委託-35】cage「born to sing」
超短編・掌編集。無駄をそぎ落としきった少ない文字数だからこそ表現し得た、まさに「珠玉の」作品集。きらきら光っているものもあればじっと静かに息を潜めているようなのも、鋭いナイフみたいな作品あって、そのリズムも心地いい。薬のようでお守りのような。本棚にこの本があることが幸せ。


【委託-36】言葉の工房「文芸コンピレーション input selector(第二号)」
おもちゃ箱のような、宝箱のような、色々なテイストの作品(小説だけじゃない!)に出会えます。小説、詩歌、イラスト、写真、エッセイもあるよ! 巻頭カラーからして未知との遭遇、みたいなワクワク感。添嶋さんは心臓鷲掴みにしてくるような、でもどこまでも透き通った素敵な作品を書かれるのですが、物書きだけじゃなくて編集としてもスゴイ。こんなふうに「得意技を思う存分発揮してください」って原稿依頼されるのってモノカキ冥利に尽きるというか、熱烈なラブレターですよね。第一号もお勧めですよー。


【展-03~04】史文庫~ふひとふみくら~「黒南風の八幡~隻眼の海賊と宣教師の秘宝~」
史文庫さんのご本をいまさら私が推すまでもないのですけど! 初めての方にはやはりこちらの作品がお勧めです。ジャック・スパロウを愛する方にはもっと強力にお勧め。
私のような、全然歴史に明るくない人にも十分に楽しめるエンタメ性と「文学」が両立してて、どれを読んでもハズレなしです!




こういう記事を書くたびに、(同人誌)読書量の少なさを思い知らされる……。
皆さまのおすすめ、待ってます。

「 #テキレボで買えるうちのオススメ」まとめと追記

ついったに流した「テキレボで買えるうちのオススメ」ですが、140字では書ききれなかったお勧めポイントや隠しきれてない趣味やフェチなど、毒にも薬にもならない追加情報とともにまとめました~。

「ふたり、神鳴りの」
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テキレボ2新刊。神に愛された草原で暮らすムッツリ寡黙な真面目少年と幼馴染みの姫巫女が侵略に立ち向かう、仄暗いシリアス。大人びた幼馴染みに戸惑う少年、というニッチなフェチ炸裂。

「IMERUAT」という楽曲にインスパイアされて書いたもの。ヴォーカルのMinaさんがアイヌの方ということで、「民族調FT」と宣伝してますが、推敲の過程でフォークロアな部分がゴッソリ削られるという……主にページ数の都合という……あああ……。
委託参加で荷物送らなあかんのに納品が来週、という時点でもう目が離せませんね! 綱渡り人生。
作中で雪鷹というお茶みたいな名前の架空の鳥が出ます。(鳥散歩さんにも参加してますよー)
主人公が「ベルクート」なのに鷹、って失敗したなーと密かに思っております。でもこのベルクートって名前、いつか使いたくてずっと機会を窺ってたんですよ。「凱歌」のレグルスが最初ベルクートって名前でしたが、主人(ジェフラ)より名前が長くてカッコイイのでポシャりました★


「リドゥリー・シュライアの不幸と幸運」
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家出した男装女子とうさんくさい赤毛の青年の冒険譚。フルパワーでシスコンな双子、腹黒い王女様などあちこちで趣味だだ漏れ。長いけどそれほど重くはないです。

男装女子。TVアニメの「三銃士」から私の心をとらえて離さない要素です。金髪の! 男装女子!(僕っ娘が好きなわけではないです、念のため)
今回も漏れなく主人公として頑張ってもらってます。フィオリテが男装してないときのリドにホの字、というのはもはや様式美。 
そして双子。双子好きです。ハリポタの某双子に「ステップファザー・ステップ」のあの双子を足したらとんでもなくうさんくさくなってしまい、準主役かつ「うさんくさい」看板を背負ってるはずのフィオリテをあっさり食ってしまったというアチャー感。
(無配ペーパーでも双子が出てくるという好き好きっぷりですよ奥さん!)


「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」
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スチパン風味のボーイミーツガール。難しいこと抜きで楽しめるライトなテイスト、読後感も爽やか。後日譚、親世代の番外編も収録、ひとつぶで三度おいしい!

魔法文明と機械文明の交差、とまたまた趣味が漏れ出すのを止めることができません。
機械工のベルトゥリは私が書く男子にしてはかなりネアカで男前なので、牛乳を差し入れるなどしてぜひぜひ可愛がっていただきたいです。
タイトルにしたほど飛行機械が登場しませんが、そこはそれ、推敲の過程で(以下略)
今回委託をお願いする3作の中では、いちばん癖がないので初めての方にもお勧め。番外編も気に入ってます。



……と、こんなくらいでしょうか。
開催まであと一週間、TLが賑わってきましたね!
次は「オススメ本」「楽しみな本」、アンソロが届いたら感想も書きたいと思ってます。
当日会場で盛り上げられない分、頑張りますよー!
よろしければおつきあいくださいまし。

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