2015年02月の記事 (1/1)

第1回 Text-Revolutions に参加します

表題の通り、来る3月8日、川崎市産業振興会館・4F展示ホールで開催されるテキスト系同人誌即売会「第1回 Text-Revolutions」に参加します!

公式サイト

スペースは「委託-11」です。
冬の新刊「凱歌」に加え、既刊「悠」「Candlize」の3種の委託販売をお願いしています。

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それぞれの本の詳細はWEBカタログをご覧ください。
試し読みページへのリンクもカタログからどうぞ。

委託をお願いする本には情報ペーパーを封入します。いつもの通り、ペーパー小説つきです!(最初、小説なしとお伝えしましたが作業時間が作れそうだったので掲載することにしました)
それほど数は刷らないつもりですが、ペーパー置き場にも置かせていただきますので、試し読み用としてもどうぞご利用くださいませ。


そしてこのテキレボさん、これまでにない(少なくとも、創作文芸界隈では見かけない)新しい試みをたくさん取り入れていらっしゃいます。

◆紙のカタログの廃止とアンソロジーの発行
サークルの配置図などは当日も配布されますが、従来入場料・チケット代わりだった紙のカタログを廃止されました。
参加サークルさんの情報はすべてWEBカタログで閲覧する形になります。

代わりに、というわけではないですが、参加サークル有志によるアンソロジー「はじめてのxx」が発行されています。
48サークルが参加しており、発行物の番外編を寄稿されている方もいらっしゃるので、イベント前の予習にもぴったりです。BOOTHさんにて先行販売(A5サイズ/228P/530円)していますので、ぜひお手に取ってみてください。もちろん、イベント当日にも販売されるそうです!(イベントでの価格は500円)

私はペーパー小説「空に花、夜の翅の」の番外編、「空の青さは」を寄稿しました。
主人公カタクリが飛竜騎になった日、ファーストフライトのお話です。
かなり淡々と進めてしまったのですが、いくつかお褒めの言葉も頂いていて、これはこれでよかったのかなーと一安心です。淡々としてるのはいつものことですしね……。
イベント終了後はサイトへの掲載等もOKとのことですが、一応完売を待つつもりでいます。
(状況次第で先にサイトへ掲載するかもしれません。そのあたりは臨機応変にさせていただきます~)

イベントで配布するペーパーも同じくこのシリーズの小話ですので、併せてお楽しみください♪


◆お買い物チケット
イベント会場にて、100円のお買い物チケット11枚綴りを1000円にて販売されるそうです。
すべてのサークルでのお買い物に使えるので……使い方は色々ですね!


◆お買い物代行サービス
イベント会場に足を運べない方のために、イベントスタッフによるお買い物代行サービスがあるとのこと!
公式アナウンスは⇒こちら
手数料(一律300円)+送料(メール便or宅急便)+本の代金を支払えば、イベント売り価格でたくさんのサークルさんのご本が手に入る素晴らしいサービスです。
特に、私のような委託サークルには嬉しいサービスです!
(本を売ることはともかく、買うことは諦めてましたから……)

3/5までの事前登録制で、同日時点でWEBカタログに掲載されているアイテムのみという制限はありますが、無配本もOKなのでうまく使えば気になるあのサークルさん、このサークルさんのご本がどっさり手元に届きます!
「灰青」の本も委託をお願いする3種はきっちりカタログに登録していますので、お買い物のついでにぜひどうぞ。
(うちの本だけをお買い上げの場合はチャレマさんより通販をお申込みいただく方が安いです。お目当ての本がたくさんある時はお買い物サービスをご利用ください!)

私も登録しました(笑) 売り上げよりたくさん買うことになってもいい! とWEBカタログとにらめっこしています。




まだ開催前ですが、ツイッターは文化祭前みたいな盛り上がりを見せています。
打ち上げもあるそうですし、第一回目のイベントと言うことで、参加者の皆さんもワクワクしている模様。
公式キャラクターのれぼんちゃんもあざとかわいいですよ(笑)

テキスト系の即売会ってなかなかないので(特に二次OKのイベントは)、個人的にも長く続いてほしいイベントだと思っています。いつかは直接参加してみたいなぁ。


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長編小説「凱歌」第二部(10)までアップ

長編小説「凱歌」 第二部(9)(10)アップしました。


ここまで来ると何も言うことがないような……(笑)
第二部の山場その2(八合目くらい)にして、どん底という、何だかわけのわからないことになってますが、主人公をとりまく環境が悪ければ悪いほど筆が乗るので(そういうモノカキさんは多いと思う)、この辺はサックサク書けたなあ。
やな性格かもしれません。


月曜日で第二部が完結、小説家になろうさんの追いかけ転載分も明日で第一部完結と、ぼちぼちペースで進んでおります。
まだ特に体調に変わりがないので、予定通り3/20に最終話をアップするというスケジュールで進めていますが、もし何かあったら公開が前倒しになったり、何の音沙汰もなくフッツリ更新が途絶えるかもしれません;
事情が許し次第、このブログかツイッターで状況をお知らせできればと思っています。
たぶんツイッターが一番早いと思うので、そちらも併せてご覧くださいませ。


なろうさんへの転載をはじめました

ものすごく今さら感あふれるのですが、長編FT小説「凱歌」を「小説家になろう」さんでも連載(転載)開始しました。


は、初めてなろうさん使いました……。
全然使い方がわからないので最低限のことしかしていませんが、ひとまず第一部(5)までアップしています。
明日からは1日1話ずつ公開していって、サイトでの連載に追いついたら、同じペースで公開していきたいと思います。


今まで見向きもしなかった外部サイトへの転載を、何でこの時期に突然はじめたかというと、

・閲覧環境の多様化に対応しきれない
・携帯、スマホ、タブレット端末でオンノベを読んでおられる(?)っぽい方をちらほら見かけるようになった
・自サイトの表示がスマホでは見にくい
・自分自身、PCでオンノベを読む機会が減ったし、これからもっと減ると思う
・ひきこもりんなのでちょっとでも外に向けて発信すべく

……などの理由があります。
そもそも、なろうさんに関しては「別に私、小説家になりたいわけじゃないし」というとんでもなく天邪鬼かつつまらない理由で利用してこなかったのですが、需要(転載したほうがいいんじゃない? という理由や必要性)がしょうもないこだわりを上回ったわけです。


今のところ、なろうさんの利用は長編の転載のみという形で考えていますが、企画参加のために小説を書いたりすることもあるかもしれません。
「凱歌」の転載が終われば、次は「リドゥリー~」の転載をゆるゆるやっていこうと思います。
(時期がいつになるとはお約束できませんが)

はい、ゆるゆるです。
これまでと同じように時間を使うことはできないのに、やりたいことは実行したいというワガママでもあります。
よろしければ、ゆったりまったりとおつきあいいただけますと幸いです。


長編小説「凱歌」第二部(8)までアップ

長編小説「凱歌」 第二部(7)(8)アップしました。


チャンバラあり流血あり、2章の山場その1です。
前にもちらっと書きましたが、かなりお気に入りのシーンだったりします。
まあその、情操教育にはよろしくなさそうですが;


執筆時はそれなりに起承転結を意識して、自分を叱咤しつつ、小さいハードルをいくつも設置しつつ進めています。
「今日は「起」が書き終わった」
「ここまでで○万字だからあと残りはこれくらい」
……とか毎日せこせこと人参をぶら下げたり回収したり鞭をくれたりしてるわけですが(笑)、2章はこの後もうひとつ山場があるので「転」の部分がすごーーく長くて、「転」の「起承転結」とか言ってました……(遠い目)(それほど遠い過去の話ではない)

もともと、「起承」「転」が長大で、「結」がごく微量という配分の話が多いのですが(これは昔のRPGの長大なEDに辟易した影響だと思う……)「凱歌」も例外ではありません。
むしろ「凱歌」の第一部とか、まるまる前置きみたいなものだし……。
この構成のヘタクソさ、何とかならんものかしら。



テキレボアンソロ「はじめての××」感想(3)

Text-Revolutionsアンソロジー「はじめてのxx」の感想その3です。

その1 「初めての革命」~「先輩の言うことは」
その2 「栖のはなし」~「「さよなら」も最早面倒くさい」



「さよなら」森村直也さん

こちらも大好きな作品。世界の内側に「私」がいるようでいて、「私」がいるからこそ世界が存在するとも言える。世界に許されたいか、世界を許したいか、という裏返しの問いの末の決断。淡々と語られるがゆえに、許すということの残酷さが際立ちます。


「はじめてのダンス」育美はにさん

恋心と芸事。昔からテーマになってきましたね。背景などは想像するしかないのですが、リアにはジョーが必要なのではないかなと思います。ジョーは自分自身のことをリアの成功の妨げになると思っているようですが、恋もまた経験のひとつとして。


「空の青さは」凪野基

_(:3∠)_


「外の世界の話」藤和さん

まさに運命のクッキー! チーズクッキーへの熱い思いもさることながら、「今までクッキーに向けられていた気持ちが、彼の方を向いた」っていう結びの一文がすごくいいなあと思います。それまで冷静だった地の文に、いきなり違う色が混じったような。


「初めての同人誌」小稲荷一照さん

私にとっての「初めての同人誌」はどんなだっただろう、と懐かしく思い出しながら読みました。出来栄え、売れ行き、感想贈答、いろいろ思うことはあれどその試行錯誤の過程が楽しいものですよね。ところで紅茶の話も気になります。


「猫珈琲喫茶」猫春さん

不思議の国のアリス的な、と思っていたら何と、そういうことでしたか! こちらもラストでやられた! と嬉しい悔しさを味わえる作品です。作中の登場人物(?)たちを見守る視線と作品を通して感じられる優しさにほっこり。


「枯らす女」朝来みゆかさん

慌てて掃除をする春菜の様子、枯れたカランディアを目にしたときの焦り、LINEの何気ないやりとり。ささやかな日常が丁寧にいきいきと描かれています。これから人生を共にするふたりの「はじめて」が農場育成アプリって、すごく微笑ましいです。


「初めての友だち」緑川かえでさん

ダーク。すごくダーク! ギュスターヴとセレナーデ、絶望こそが快楽である彼らにとって、友だちというのはおままごとのようなものなのかもしれないけれど、そのつながりを否定してしまうと、彼らを人たらしめている支えが失われてしまうのかな。


「奇蹟を抱く」桜沢麗奈さん

凛とした桜の姿勢、生きざまが美しく、眩しい作品でした。芯のある女性はすごく素敵。桜が持つ、瀬里との分かちがたい絆は由埜から見れば単なる妄執でしかないのかもしれないけれど、いつかその奇蹟の種が芽吹く日が来ることを願わずにはいられません。


「約束してね」藍間真珠さん

間口の広いやさしめSF。でもしっかりSF! お父さんの仕事を誇らしく思っていて「宇宙に絶対はない」ことを言い訳だと言いつつ、心の奥底では理解していたからこそ、素直になれない部分があるんだろうなあ。


「初めてのラブレター」橙河さゆさん

自分宛てのラブレターに「宛先間違ってますよ」とメモを添える高橋君も、宛名も差出人も書かずに置いてしまった委員長も、初めてのラブレターに緊張し、落ち着かなかったんでしょうね。そんな浮き足立った二人がとっても可愛い!


「当世乙女初乗」蒸奇都市倶楽部さん

漢字多めの固い地の文とスチパン風の世界観がすごく合っていて、個人的にすごく好きな感じです。乗り物好き、地の文好き、描写好きにはたまらない作品でした。好奇心が強く行動力のある楓が、彩度の低い背景からくっきり浮かび上がるよう。


「転機 ―拾遺 闇胡蝶事件帖―」島田詩子さん

御前かっこいい! おとこまえ! 多少の下心はあったようですが、穂積くんがころりと(?)いってしまったのも納得の懐の深さです。御前や人のよさそうな長田さんが「闇胡蝶」として活躍する背景も読んでみたいと思わせる、躍動感のある作品でした。


「初めての永遠」鳴原あきらさん

複雑な姉妹関係、と思いきや、前半の会話部分に後半の伏線が全部含まれていて、一読した後すぐに二周めを読んでしまいました。彰子と芙美の永遠についてのやりとりもしっとりと艶めいていて素敵です。初めての永遠、というタイトルに思いを馳せつつ。


「はじめてのアンソロジー」藤木一帆さん

うわあどえむ……と思いつつ、そのお題・裏お題を自分ならどうするか、と考えてしまうあたり私もどえむの一員なのか、それともモノカキの性なのか。アンソロジーは書くのも読むのも刺激になっていいですね。お題だけでも見に行ってみようかな……(沼)


「悩ましい僕の、最初で最後の解放」りささん

何重もの入れ子構造、そしてループ。作中の毒や棘にウウッとダメージをもらいつつも、こういうメタ構造はすごく好きです。革命に始まったこのアンソロジーの終幕に相応しい、見事な解放(?)でした! 狙って書いたわけじゃないというのがまた恐ろしい。この偶然もまた、アンソロジーの醍醐味ですね。




最後に。
ボリュームたっぷり、読み応えのある一冊でした。
どの作品も違うカラーでちっとも飽きずに読めますし、WEBカタログと併せてサークルチェックに役立つのではないでしょうか。
文章系サークルさんにとって、文章でのサークル紹介はもちろんのこと、実際の作品を読んでもらえるのは何より強力な宣伝です。
この機会をくださった運営さまに感謝を。
拙く、短い感想でしたが、書き手さんと読み手さんをつなぐ一助になればと思っています。
当日、直接イベント会場に伺うことはできませんが、イベントの成功をお祈りしています!



その1 「初めての革命」~「先輩の言うことは」
その2 「栖のはなし」~「「さよなら」も最早面倒くさい」


テキレボアンソロ「はじめての××」感想(2)

Text-Revolutionsアンソロジー「はじめてのxx」の感想その2です。

その1 「初めての革命」~「先輩の言うことは」
その3 「さよなら」~「悩ましい僕の、最初で最後の解放」



「栖のはなし」南風野さきはさん

繊細で緻密に描かれた絵本を読み解いているような印象。描写の密度が圧倒的で、何度も行ったり来たりを繰り返すと、夏の夜の森に囚われてしまったように思える。逢瀬のシーンは美しく、同時に淫靡でもあり、人ならざるものの妖艶さにぞくぞくします。


「CANDY×GAME [宵月の森] 出張版」桂瀬衣緒さん

シリーズものの出張版とのことですが、つかず離れずの腐れ縁っぽい二人が可愛いなあとニヨニヨしてしまいました。強気なのに怖がりな悠里も、公隆の「嘘」も肝試しっていう舞台にぴったりで。これは本編が気になる……!


「セカンドキス」ひじりあやさん

夏の夜空の下、缶ビール片手にふたりきり。これって、ビールがよけいに苦く感じてしまうシチュエーションですよね。高校二年生っていうと、あれもこれもと手を伸ばしてしまういい意味で貪欲なお年頃。片思いのじわりとした苦さと、さっぱりしたポジティブさ。


「僕のお仕事」真乃晴花さん

今後苦労に苦労を重ね、戸惑い狼狽えるハーリィくんの姿が目に浮かびます。「仕事をさせるのが仕事」や「土足だと怒られる」などコミカルなやりとりと、副長官さんの屁理屈が面白い。これから(本編で?)どんな屁理屈が飛び出すのか、気になります。


「ラ・ドルチェ・ヴィータは知らない」まるた曜子さん

十歳差! というだけでたぎります。会話文がすごくナチュラルでこなれている感じで、わりと生々しい話をしているのに嫌味じゃなくて。ハツカノ、歳の差、ということはこれまでにも色々あったと推測されるわけで、こちらも本編が気になる……!


「みっちゃん」堺屋皆人さん

最後にやられました……! いろいろやられました……! うわあ完敗だ。でもでも、本当に○○なら(一応伏せます)鬼太郎を「幼い時に読んだ」ってことはないだろうし、って違和感はあったんですよ。何を言っても負け惜しみにしかなりませんが!


「勿忘草 ~初めてのお客様~」蒼井彩夏さん

互いを思いやる叔母と姪。直接の血のつながりがなくとも、親子の情は確かに存在していたのだと優しい気分になりました。初めてのお仕事に関する後悔を抱いてきたソフィアも、これをきっかけに魔女として成長するのでしょうね。


「最近のアレは、はじめるまでがハードモード(はじめての次世代機)」こくまろさん

これすごいわかる……! 箱360を買って遊んでしばらく放置したのちに再開したら似たような状況になってギャー! ってなったことを思い出します。こちらはゲームソフトで遊びたいのであってそれ以外のことは! 思い出し笑いで苦しかった作品。


「初めてのパワーストーン」セリザワマユミさん

これは決して「なんてことのない日常」ではない気がしますが……。フィクションでしょ? と言うよりフィクションですよね? と確かめたいです。この調子ではお墓を探し当てた後もいろいろあったのでは。笑いとホラー(オカルト?)の配分が絶妙です。


「伸縮小説『初めての時間泥棒』」氷砂糖さん

このアンソロ中でいちばん好きかもしれません。仕掛けも、ストーリーも。100字でもちゃんとした掌編小説なのに、言葉を付け加えていくことでどんどんと深みと奥行きが増していく。言葉って、物語って、すごいなあと感嘆せずにはいられない一編です。


「litte Lady ~初めてのプレゼント~」天川なゆさん

幼い見た目を気にして尖った態度を取り続ける「彼女」、彼の穏やかさでこれからはどんどん丸くなるのかな、と二人の未来を想像してしまいます。まるきり「他人のコイバナを楽しむ姿勢」ですけども……!


「梅田はダンジョン」水城麻衣さん

梅田はダンジョンです(断言)。すぐ様変わりするし、三次元的つながりもわかりにくいし。泉の広場のあの独特の「浮いた」感は、どこかとつながっていても不思議ではないなあ、と地元民の雑感混じりに読みました。鳥たちの人情味あふれる大阪弁が可愛い。


「初めてのしごと、そして日の出」谷町悠之介さん

ラッパを吹き損じたらどうなるのかしらとか、時間が巻き戻された記憶(意識)があるならその重複はとかつらつら考えてしまうのですが、時間ってファンタジー向きの素材ですよね。新しい朝にふさわしい「はじまり」を感じさせる作品でした。


「ファースト・エンカウント・イン・コースティクス」鷹無冴子さん

刺すような真夏の太陽、きらめくプールの水面、その奥に潜む何か誘惑的なものに惹かれてプールに飛び込む「俺」と水泳部の少女のエンカウント。とても短い作品ですが情景描写が鮮やかで、短編映画のよう。ふたりの間に散る火花まで見えるような。


「それは最初で最後の、嘘」ありすうちゃさん

何気ない一言を気にして髪の毛を伸ばしてしまったり、でも、誘われたからではなく自らの意志で行動したいと思ったり、リカードの女心が可愛かったです。片思い中の女子って本当に可愛い! 恋人同士もいいけれど、その一歩手前もまた、味わい深くていいんですよね~。


「「さよなら」も最早面倒くさい」小高まあなさん

隆二とマオのじゃれあいが可愛かったのですが、後半のシリアス展開にほろっときました。面倒くさい、の一言に隠されたたくさんの想いに、本編で語られているのだろうふたりの背景を垣間見たように思います。





(作品タイトルと作者名、サークル名が公式ページにあることに気づかず、目次見ながら手打ちしてしまいました; 気をつけたつもりではありますが、入力ミスなどありましたら一言教えていただけると幸いです)



その1 「初めての革命」~「先輩の言うことは」
その3 「さよなら」~「悩ましい僕の、最初で最後の解放」




テキレボアンソロ「はじめての××」感想(1)

Text-Revolutionsアンソロジー「はじめてのxx」の感想その1です。


その2 「栖のはなし」~「「さよなら」も最早面倒くさい」
その3 「さよなら」~「悩ましい僕の、最初で最後の解放」


第1回Text-Revolutionsの参加サークルさんによるアンソロジー、「xx」の部分がちっともかぶってないことに素直に驚きました。
ほとんどの方が「はじめまして」なので、新鮮な気持ちで読めました。
読み手としての感想と書き手としての感想が入り混じっていますが、ご容赦ください。



「初めての革命」クロフネ三世さん

確かにあの扇風機(?)革命は革命的でしたね……と当時を懐かしく思い出しつつ。革命によって簡単に価値観がひっくり返る世の中はまるで「大富豪」のようにゲーム的で、まさに不条理。シニカルなニヤニヤ笑いもあって、冒頭を飾るに相応しい作品でした。


「争いの終わりに」高柳寛さん

ゾンビもの! 「僕」だけが唯一の生者、っていう終末感ひしひしの舞台なのに、どうしてか悲壮さはなくて、不思議に澄んだ空気を感じます。その中で「僕」に音楽ブームが(ビートルズ!)来たのは、何だか意味深なような。ラストシーンもすごく印象的です。


「湯気たつベランダ 見上げた夜空」世津路章さん

小さい妹の前で必死に「お兄ちゃん」するたろくんのまっすぐさと、彼を見守るまいねえちゃんのやさしい視線にきゅんきゅんします。言葉の選び方ひとつひとつが柔らかく温かくて、吟味されているなあと感じました。紅茶のようにじんわりとぬくもりが広がる物語。


「初めての恋 あるいは、恋する思考実験」添嶋譲さん

添嶋さんの作品は言葉がシンプルだからこそざっくり食い込んだり、ぶわーっと揺さぶられたりするのが魅力だなあといつも思います。甘酸っぱさも逆剥けをひっかくような苦い痛さも、全部まるごとひっくるめて、宝物のように思えてしまうのです。


「夜の一頁」野間みつねさん

少年はこの後、すっごいおっとこまえになるんだろうなあ、と確信を抱きつつ読みました。執筆されてる長編では彼のことが語られたりするんでしょうか。でも、男を成長させるのは女だよなあ、とも。


「初☆パーティー」ななさん

「見た目美少女の」という一言がイーシュさんのすべてを物語り、アレスさんの変態ぶり(失礼)も端的に伝わってきて、すなわち常識を備えているだけ損をするパターンですね……。「僕」の今後の苦労が想像されるとともに、デカイこと成し遂げる面子のような気がします。


「はじめての高尾山」広川伊砂緒さん

普段の、何でもない日常と非日常。その境目はほんの紙一枚分しかなくて、あるいは境目なんかないのじゃないか。そんなことを考えた作品でした。日常があるからこそ非日常と共存していられるのかも。


「初めての海外渡航」高森純一郎さん

私は海外に行ったことがなくて、海外でのフィールドワークなどのお話を伺っても憧れと共にうんうん頷くことしかできないのですが、上橋菜穂子さんのエッセイにも通じる好奇心とバイタリティを感じました。経験が作品になるって、本当に憧れます。


「まほろば町駅前交番」アヤキリュウさん

ラストシーンで鷲掴みされました。読み返してみると、「どうしてこの人はこんなに――ウザいんだろう」の「――」のように、心情描写が丁寧に織り込まれていて、緻密だなあとひたすらに唸っております。「ただのいい話」で終わらない爽やかさと力。


「玉雪開花」神楽坂司さん

小樽市内の精緻な描写に雪国の夜の鋭さを感じ、観光地としてしか知らない小樽を故郷とする律子の独白によって、同じ景色が少し色褪せて見える。この地の文の運びがすごく好きです。変わらないものなんて何もない、それは土地も人も同じ。


「初めてのハイブリッドポエム」にゃんしーさん

円城塔さんに似た、傍若無人さ(褒めてます、念のため)。文字は単なる文字でなく、テキストは単なるテキストでなく。見て楽しい、読んで楽しい作品。

余談)アンソロの表紙を見た家人が「ハイブリッドポエムって何と何のハイブリッド?」と言うので「秩序と混沌」と吹いておきました。


「はじめての風邪の日」青波零也さん

凸凹コンビのかけあいがすごく楽しくて、あれラブ? ほのラブ? とドキドキの展開の後の一言「やだよめんどくさい」がすごくきれいにオチていて、甘いだけじゃない奥深さ。こういうささやかなやりとりが、登場人物に深みを持たせるんだろうなあ。


「狂い子ふたり」ろくさん

短い物語の中に、夜の深さや鵺に魅入られた幼子の狂熱が凝縮されていて、本編への導入としてすごく魅力的な作品だと思いました。紹介のところで仰っていた「キャッキャウフフ」も見たいですが、これはこれで一種のキャッキャウフフなのでは……。


「はじめての桃太郎」トオノキョウジさん

確かに、大きな桃が川を下ってきたら見送るのが正常な反応なような。その後の息もつかせぬめくるめく展開、一大スペクタクル。遠投を終えたおばあさんが刈った竹の中に小さい女の子がいたりしたらどうしようと思っていましたが、杞憂でした。


「Do you like Strawberries Pill?」ひよりさん

嶽本野ばらさん風? と思いきや、「無向ミズ」という彼女の氏名が示す通りの超展開、これはもしや「ヤンデレ」担当!? いやいや、すごく勢いのある作品でした。「先生の影は、まるで夢の架け橋みたい」なんて描写が乙女なだけに、その落差が不気味。


「先輩の言うことは」姫神雛稀さん

高校生というにはやや大人びた二人の、でも初々しいやりとりが可愛い。老舗和菓子店という場所がらか、登場人物たちに品があるのも素敵です。撮影シーンの「一枚目は固く、二枚目は逃げた。/三枚目で、とても綺麗に笑った」がすごく好き!



(作品タイトルと作者名、サークル名が公式ページにあることに気づかず、目次見ながら手打ちしてしまいました; 気をつけたつもりではありますが、入力ミスなどありましたら一言教えていただけると幸いです)



その2 「栖のはなし」~「「さよなら」も最早面倒くさい」
その3 「さよなら」~「悩ましい僕の、最初で最後の解放」



長編小説「凱歌」第二部(6)までアップ

長編小説「凱歌」 第二部(5)(6)アップしました。


わーいきな臭いきな臭い!(喜ぶところ?)
泥沼への第一歩として、ディークの剣の師でありルネの伯父でもあるアーソが死を迎えます。
アーソ、珍しくおじちゃん~おじいちゃん世代の登場人物やし、みんなの心のよりどころ、みたいな人でもあったから、もう少し活躍させてあげればよかったかなーと思います。

下読み時、いえのひとから
「金剛騎士やのになんで【銀戦車】なん? 金剛戦車やないと読者が混乱すると思うけど」
とツッコミを受け、いや、銀戦車って二つ名がついたのは銀騎士時代の話で……という言い訳をちょろっと挿入するに至ったのですが、しかし「金剛戦車」ってダッサ……(黙)


次回更新では、ついにシャルロッテが嫁入りします!
個人的に気に入ってるシーンなのですが、読み返すたびに執筆時の心境(何を思って書いてたか)が鮮明に思い出されてツライ……。
これも執筆あるあるなんかしら。


長編小説「凱歌」第二部(4)までアップ

長編小説「凱歌」、第二部(4)までアップしました。


徐々にきな臭くなってきたかなあ……。
ここのシャルロッテとの会話はけっこう気に入ってます。
不幸を呼ぶ女シャルロッテは今回の大改稿&同人誌化にあたり、唯一新たに設定したキャラクターです。
ルネが本当に喋らない子なので、王子や貴族たちとの橋渡しをしたり、身分制について語ってもらうキャラクターが必要だなと思ってのことです。いい性格をしていることもあって、すごく書きやすかったなー。
逆に、当初の私はシャルロッテなしでどう話を進めるつもりやったのかという(苦笑)




さてさて、来月開催のテキレボの準備を徐々に進めています。
あとはペーパーと見本誌ラベルを印刷して、封入作業をするのみです。
できれば開催前にアンソロジーを読み終えて、一言ずつでも感想を書けたらいいなー、というところでしょうか。
一作の分量はそれほどでもないものの(MAX原稿用紙10枚)、参加者さんが多いので、ゆっくり読んでます。

WEBカタログも情報が充実してきましたね~。
文フリもそうですが、テキスト系サークルにとってWEBカタログは相性がいいので有難いです。
うちも、委託販売をお願いする3冊の情報を掲載しています。よろしければどうぞご覧くださいませ。
第1回 Text-Revolutions WEBカタログ

第2回には直接参加できるかな?
開催時期にもよるので明言できませんが、第2回に合わせて新刊の準備もしているので(どれだけ気が早いのかという;)ぜひ第1回がよい結果で終わってほしいです。


長編小説「凱歌」更新

長編小説「凱歌」、第二部(2)までアップしました。


今日は早まりませんでした(笑)
第二部の導入部、ようやくみんな大人になって、さくさく動いてくれて書きやすかったのを覚えています。
(まあ、書いたのはそんなに前の話じゃないしね! ←自爆)
第二部からようやっと本題に入るので、相変わらず前置きが長すぎて申し訳ない限りですが、じわじわとお付き合いいただけますと幸いです。



下読みをお願いしたいえのひとからは、「なぜデュケイの愛称がディークなのか」「なぜシャルロッテの愛称がシャルでなくシャルロなのか」と愛称関連をひたすらツッコまれましたが、そんなの気分だからとしか答えられません(汗)
ディークは当初(十数年前)からディークだしなぁ……。
(シャルロッテは改稿にあたり追加したキャラです)

私、「愛称」「通名」というものが好きで、これまでにも本名は隠して通り名しか出てこないとか、ほぼ愛称のみで呼ばれているとか、そんな人がたくさんいます(笑)
ごんぶと本「プリズム」の先生もそうだし、「魔法使いは~」のベル(本名ベルトゥリ)、「トリニティ」のヒューイ(本名はヒュエインだけど何回書いたかな)、「悠」の登場人物に至っては名前すら出てこないという;

名前が重要な意味を持つ人(ヒューイ&ジンクスは一応意味があります。メタ的なことなので書いてないけど)もいるけどそうでない人もいて、音だけで決まった人(リドゥリー・シュライア)とか見た目そのまんまの人(ミルッヒ)とか、ヒコーキ関連とか、いろんなパターンがあります。総じて、意味のある名前の人は少ないんじゃないかなぁ。
特に、「凱歌」や「プリズム」の原形となる部分を書いていた時期は、登場人物が名無しであってもいいんじゃないか、くらいに思ってましたから。
「凱歌」の面々もあまり名前に意味はないので(3部で登場するレグルスとヴァーチュアはまあ、意味があるといえばある、くらい?)、すなわち愛称にも意味はないです。

……と言ってしまうと何か可哀想ですが、愛着はまた別問題なので。
今更デュケイを意味のある何らかの名前に変えろって言われても、そんなのデュケイじゃない! ってなりますしね。
不思議だなあ、名前問題。



「凱歌」第一部完結&お知らせいろいろ

長編小説「凱歌」第一部完結しました。


アップしてしばらくして気づいたんですが、今日は(6)(7)だけアップの予定でしたね……;
早まって(9)まで全部アップしてしまいました。
更新宣伝後のことだったので、ひとまずそのままにしてあります。
つ、次の更新(2/13)からは2話ずつアップしますです(汗)



さてさて、次の参加イベント、Text-Revolutionsさんの配置とwebカタログが公開されました。
「灰青」は委託-11での参加です。
「凱歌」「悠」「Candlize」の3種の販売をお願いしていますので、どうぞお立ち寄りくださいませ~。
webカタログも編集しましたので、ご覧ください。

アンソロジー「初めての××」にも寄稿しています。
こちらは先日のコミティアでの発行予定でしたが延期になり、まだ手元には届いていないのですが、大ボリュームですごく読みごたえがあるとのこと。
一般的なイベントカタログがない代わりに、参加サークルさんの紹介も兼ねた一冊となっておりますので、こちらもぜひよろしくお願いします。会場販売価格は500円だそうです。

テキレボさんはこのカタログ代わりのアンソロ発行や、当日有効の金券、お買い物代行システムなどいろいろ意欲的な取り組みをなさってるので、ぜひイベントが軌道に乗って、定期開催されますように……と陰ながらエールを送る毎日です。文章系オンリーとのことで、二次創作もOKのこのイベント、今は一次創作分野の方の参加が多いのですが、二次ジャンルにも広まるといいなあと思います。


また、コミティアの時からお世話になっている一次創作文芸オフライン情報「ayato-link」さんも情報更新しています。
あやとりんくさんは登録サークルさんの情報が一覧で見れるのがとても便利!
掲載情報は最小限ですが、ひとつの窓口としてご利用いただければ嬉しいです。


長編小説「凱歌」連載開始

ちらりと予告した通り、本日より冬の新刊、長編小説「凱歌」の連載を開始しました!

凱歌


全31話、毎週月・金曜に2話ずつ公開予定です。
今日は一気に第一部の(5)までアップしたので、来週には第一部が完結してしまうという;
短期集中連載となりますが、どうぞよろしくお願いします!

完結までに突如休止、とならないよう、なかのひとと相談の上(笑)、体調にも気をつけて連載していきます~。
気に入っていただけましたら、同人誌版もひとつよろしくお願いいたします(揉み手)。直近では3/8開催のText-Revolutionsで委託販売いたしますので、何卒……!
西沢さんの! かっこいい! 表紙! ぜひご覧くださいませ!


同人誌の発行後にweb連載、というと「えー」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私のこれまでの経験では、オンノベ(アマチュア小説)の読者さんって、webで読む方、かつ同人誌版があれば購入を検討するよという方、同人誌版のみを読む方……と、けっこう好みの媒体がばらばらなんです。
私自身はweb版は試し読み程度で、ガッツリ読むのは紙で読みたい派です。もうね……目がね……ついてこんのです(涙)
昔webで読んだお話が紙の本で復活! となればお財布持って買いに走りますし(例:カーマリー)、「webは無料だけど紙の本は有料」というのにはこだわりません。大人になりました(笑)
横書きより縦書きの方が好きだし、古いと言われればそれまでだけど、紙の本がやっぱり好きです。
(先日のコミティアでも、同人誌のDL販売を……とお声がけいただきましたが、諸々理由があってお断りしました;)

そんなわけで、今回連載するものと同人誌版は、内容はまったく同じです。
同人誌版をお持ちの方も、ご理解いただけると幸いです。


コミティア御礼&無配本サイトにて公開しました

昨日のコミティア111、無事終了しました。
皆さま有難うございましたー!


例によって宣伝はほぼツイッターのみでしたが、新刊も既刊も手に取っていただくことができてよかったです。
売り上げも他のイベントと同じくらいと、初参加にしてはまずまずでしたが、開催規模を考えるともう少し伸びてほしかったな~、という気持ちもあります。
逆に言えば、新規開拓サークルの対象にはならなかったというわけで、そのあたりちょっと反省。
イベントの規模が大きいので、ほとんどの方が事前チェックされてるサークルさんを巡回→余裕があれば新規開拓、という流れだったかと思うのですが、スペース前を通り過ぎる方も「そぞろ歩いてる」感じではなかった気がします。

ボード(お品書き)に目を止めてくださる方もおられましたが、今度は私の体力がついていかず;
無配本やペーパーをお勧めするので精いっぱいでした。
「事前チェック」と書いた通り、スペース前で足を止めて、吟味して、「これください」と買ってくださった方はわずかで、ほとんどの方がサッと来られて指名買いの上、サッと去られるという感じでした。
関西ティアとか文フリとの最大の違いですね。

ちなみに、スペースはこんな感じでした~。
0202001.jpg

新刊を表紙・裏表紙が見えるよう並べ、A4三つ折りペーパーと無配本を並べたらぎゅうぎゅうです。
(ペーパーは机に置けるように三つ折りにしたのですが)



会場から発送した在庫も戻ってきたので、新刊「凱歌」の通販も承ります。
お申し込みはチャレマさんからお願いします。
メール便の廃止に伴い、送料が上がってしまうかと思いますので、ご検討中の方はぜひこの機会にどうぞ。

また、今週末くらいから「凱歌」はサイトでの連載も考えていますので、そちらもよろしくお願いします。
内容は同人誌版とまったく同じです(ルビの体裁とかその程度の違いです)。
テキストファイルでのダウンロード版も置くつもりですので、お手に取りやすい方法でどうぞ。
(「リドゥリー」の時のような番外編収録や、おまけペーパーといった付加要素がないので、同人誌版購入をお考えの方には申し訳ないのですが……西沢さんのカッコイイ表紙が見られるのは同人誌版のみですので!)


そして、会場でお配りした無配本と、ペーパー裏の小説をサイトにて公開しました。

→無配本「猟師と魔術師」
→ペーパー小説「世界でいちばんの」


復帰後、最初に出す本はこの話をまとめたものになるかと思います。
や、まだまだ先の話ですけどね(汗)