#zine展inBeppu #福Ade10 巡り~弾丸一泊二日旅行の雑感~

11/4、5の二日間で、zine展inBeppu4とAde10を巡ってきました。ブログタイトルの酷さには目を瞑ってください。
去年のzine展、Adeに委託参加したむしこさんをお誘いして宿をシェアしつつ毒を吐くなど、突貫でしたが楽しい二日間でした。
三連休ですし、行き先は温泉地&観光地ということで、できれば余裕のある日程を組みたかったのですが、やはり長期間家を空けるのはいろいろな面で現実的ではありませんでした……。
あっ、旅レポではありません。どこで何をした何を食べた、というのはほぼ省いてます。


そんなわけで、交通手段は空路一択。
セントレア-大分便は朝夕の一往復しかなく、問答無用で朝イチの便で大分入り、別府までバスで移動してzine展をのぞく→高速バスで福岡入り、前夜祭、ホテル泊→5日にAde直参→空路で帰る、というスケジュールを組みました。
観光というほどあちこち見て回れてはいないのですが、別府の町は地図なしでもふらふら歩けば何かしら面白そうな店に行き当たる、不思議なところでした。古いお店と新しいお店が混在していても、別段浮いたり悪目立ちするわけでもなく、そんな中にごく自然に駐車場&温泉があって、おもしろさ(いろんな意味での)が凝縮された町だと感じました。

zine展ではいくつか買いたい本をリストアップしていたのですが、会場でリストを見ることはなく、ほぼフィーリングでお買い物しました。
自分も出展しているので、本の減り具合を目の当たりにするのは正直しんどいのですが(笑)ほかの方の本の装丁やPOPや値札など「見せ方」はできる限り吸収して帰りたいなあって思ってました。
実際のところ、体調があまり良くなく、現地に来たぞという興奮もあってふわふわしており、正直何がどうという具体的なことは何も覚えていないのですが(写真も撮ってない)(アホなのかな?)、お名前を知っている方も初めての方も、こんなふうに作りたいものをかたちにしていて、それだけの才能と情熱が各地に存在しているのは途方もないことだなあとぼんやりしたことを考えていました。
お隣のティールームで村谷さんにお話を伺ったところ、初日の売れ具合から配置や棚の高さを見直したとのこと。
細やかに頒布のお手伝いをして下さるイメージの強いzine展ですが、それが裏打ちされた形でした。


私は小説を書く人で、自作のいれものは本、書物というかたちであるのが最適だと思っているのですが、なかなかパッケージングにまで気を回せず、かといって内容が良いならどんなものでも売れるというほど買い手さんも甘くはなく、同好の士に届けるには宣伝も必要で、とアマチュアながらにあれもこれもとせねばならないのを、楽しいながらもしんどく思うこともあります。
ツイッターを開けばきらびやかな装丁や豪華なノベルティ、声高な宣伝がざぶざぶ流れていって、それに疲れているのかもしれません。
それでも結局は、自分の作品に誠実であるしかないのだと初心に立ち返った気がしました。
これは翌日のAdeで七歩さんがスペースに遊びに来てくださったとき、新刊「ホクスポクス」の表紙(偏光PP加工)のキラキラについて盛り上がって、私が「中身はこんなにキラキラじゃないですよ」と言ったことに対して「それは期待してないです」とお答えいただいたので、あっ、それでいいのか、とストンと落ちていったことでもあります。
見てくださる方はちゃんと見てくださるというか、私は私に期待されている/いい意味で期待を裏切る作品を書いていけばいいんだなって。
もちろん答えがある問題ではないので、これからも悩んでいくんだろうけど(値付け問題とか、潜在的な同好の士にどう訴えかけていくかとかね……)、これまでよりは心穏やかに次回作(※書きかけ)(そろそろ尻の火がほわちゃ~!)に向かい合うことができそうです。


地方・個人開催の同人イベントには大イベントにはない「色」があって、そうでなくては立ちゆかないし、それゆえに「売れる傾向」が出るのも当然だと思います。
今では地方住みでも参加イベントを選べるようになってきましたから、イベントとの相性(言ってしまうと、売れるか売れないか)もこれまで以上に強く出てくるでしょう。
それはもちろんイベントが悪いのではなく、買い手さんの期待と書き手さんの進みたい方向性が違うというだけですから、落ち込みすぎたり、イベントを腐したりするのもよくない(意味ない)のかなって。
イベントに不満があるならその不満を解消すべく動く(極端な例:イベントを立ち上げる)のが建設的だし、その方がみんなハッピーになれるのではないかしらー、などと思いました。周りに原因や理由を求めたところで、結局のところ変われるのは自分だけですから。


わけわからんちんになってきましたが大丈夫ですか。
私はたぶん大丈夫ではないです……風邪が……。


続いて5日のCollage Event Ade10。こちらは去年、一昨年と委託募集のあった回に参加していて、手厚くお世話していただいた(ので売り上げもかなりあった+新たな交流もできた)のが印象深く、いつか直参してみたいと思っていたのです。
創作同人、服飾、ハンドメイドと幅広いジャンルでスペース募集をされてますが、とても評判の良いイベントで、毎回イベント内企画やワークショップも盛んです。去年は猫アンソロジー「猫本(にゃんぽん)」とクリスマスのプレゼント企画に(委託参加ながら)寄せていただきました。
今回は10回目の記念回、テキレボでお馴染みの300字企画さんが出張版かつテキレボ6延長戦をなさるとのことで、乗っかってきました。
折本フェアやスチームパンクスタンプラリーにもお邪魔して、やる気満々です。

Adeは開始時間が遅く、設営時間が2時間あって、余裕をもって準備することができました。泊まり荷物と別府のお土産と戦利品があるので荷物ドッサリですから、壁配置もめっちゃありがたかったです。
ポストカードラリーの参加費(1枚)提出や景品の事前チェック(やらしい)も済ませ、万全の態勢で開場時間を迎えました。
設営はこんな感じです。


今回のイチオシは何をおいてもお預かりしていたトリカラアンソロとここドラ。
トリカラアンソロは文フリ福岡で瞬殺だったこともあってか、楽しみにしていたとおっしゃる方が続々とお買い上げくださって、見本誌まで完売しました。
ここドラも「竜と人」というテーマが好きだと言ってくださった方や、絵描き参加のZARIさんのホームが福岡ということもあって、フライヤーをもらいました、ZARIさんが参加されてるので……と断続的にお迎えいただき、持ち込み分完売となりました。
個人誌も、委託参加の時にお迎えくださった方が今回も、とお買い上げくださって、イベントの規模からすればかなりの数を頒布できました。

スペースで配布していた折本も早々となくなり、ポストカードも島端のむしこさんが「ここだけで3枚集まりますから!」と一緒にがさっと配ってくださったこともあり、Ade用の新作20枚(1枚は参加費にしたので19枚ですが)、テキレボの残り40枚がどちらも完配となりました。
20枚で余るだろうなーと思っていたので、七歩さんの「50枚用意しました」のツイートに、そらーウチとは知名度がちゃいますから……などとのんびり構えていたものの、まさかまさかでした。有り難いことです。
新作はネットプリント配信中です(セブンイレブンのみ/予約番号16782497/10日まで)し、もうすぐweb公開も始まりますので、そちらもお楽しみに。

Adeの特徴のひとつは、メイドスタッフさんによるワゴン販売&両替サービス。お隣さんに便乗して、紅茶とお菓子をいただきました。同時にいただいた「ワゴンメイド通信」がまた行き届いているなあと感心しきりです。
飲み物もお昼ご飯も持ち込んでいましたが、一人参加のサークルさんには嬉しいサービスですよね。
会場の1階では姉妹イベント・TeaSalonALICEが開催されていて、ちょっと早めに撤収してそっちも行ってみようとか言ってましたが、思いのほか15時過ぎまで客足が途絶えず、アリスさんにはお邪魔できずでした……。

ポストカードもコンプ(とはいえ、テキレボ分は代行でお願いしていたので私は七歩さんの新作+参加証明2枚でフルコンプと、ハードルは一番低かった)して、恒例の好きやねん(袋ラーメン)をゲットし、勧められるままに京飴をごっそり持ち帰るなど、テキレボで堪能できなかった分をしっかり楽しめました。
折本フェアも、伺ったのが遅い時間だったので配布分も数少なくなっていたのですが、持ってないと思われる分をざくざくゲットしてきました。いつの間にか隣にいた七歩さんが「それはがっつりファンタジーですよ……」と囁いてくれるというサービスの良さ(笑)
手持ちの分にはたくさんシールを貼ってきました。これめっちゃ嬉しいんですよね。
アクセサリーはじっくり見る(&パーツについて質問する)時間がとれなかったので、主に娘へのお土産用グッズを購入。同人フロアでは事前情報でいくつか気になっていた本をお迎えしました。
zine展と折本フェア戦利品がこちら。


Ade分はスーツケースに詰めて宅配で出したので、手元に届いたらまたツイートします。
(追記)届きました!どーん!


Adeの同人・服飾100SPは一通り見て回ってお買い物もして、企画も堪能して、と久しぶりに「イベントを楽しめた」イベントとなりました。
テキレボや文フリは頒布がメインでお買い物はほとんど決め打ちなので、すごく新鮮な気分でした。
ティーサロンのスタッフさんから取り置きを頼まれていて、引き取りの際に少しお話したのですが、それだけでなく、ぽっと出の大阪弁おばちゃんに皆さん優しくお話してくださって、これまた規模からすればよく喋った一日でした。(※翌日、当然のように声が出なくなる)(※風邪)
やっぱり、投げたボールが返ってくるとか、ボールが飛んでくる(しかも捕りやすい位置に!)とかのやりとりはイベント直参の醍醐味ですし、普段引きこもりに近い生活なので、気さくにお話しできたのは嬉しかったです。押し売りになってないといいな……。
お迎えくださった本、お楽しみいただければ幸いです。

スタッフさん全員に「よいイベント、よい一日にしよう」という姿勢が徹底していて、もちろん参加者側もおもてなしされるのを当然だと思ってはいけないわけですが、委託参加の時分から感じていたとおりの、雰囲気の良いイベントでした。
主催のコトさんとも面識があり、前夜祭にもお招きいただいたのですが、それだけではなしに、です。
規模が大きすぎないからこそ、ではあると思うのですが、複数フロアでの開催で各階に複数のスタッフさんが常駐されるなど、手厚くフォローが受けられる態勢が整っていて、楽しい一日を過ごせました。
次いつ福岡に行けるかはまったく未定ですが、ぜひまたの機会を作りたいと思えるイベントでした。もちろんそのためだけに遠征はできないけど、観光も兼ねて……もうちょっと娘が大きくなったら、考えたいです。

また、テキレボ勢の氷砂糖さんとついにリアルで面会が叶いまして、「テキレボのおせっかいなおかんとあねご(とさかな)」が福岡に集結した記念すべき一日でもありました。
こおりさんは目鼻立ちのしっかりした美人さんで、思ってたよりもガチ理系なイメージでした。
ツイートよりはやわらかい感じだったなー。


zine展もAdeも、どちらも単に規模が大きくなればいい、という種類のイベントではないのですが(ですよね?)、今後も盛況であればいいなあと切に思います。
遠征準備や体調不良で進捗のよろしくない状況ですが、しっかり創作充できたので、冬の新刊発行に向けて気分を切り替えたいところです。
まずは風邪を治すところからですが!(家に帰るなり、持ちこたえていたお鼻が決壊しました……鼻炎もやってくる予感)


この三連休のイベントで、「灰青」の2017年のイベント参加は終了です。(北ティアは前回ほどではなさそうですが、ちらほらとお迎え頂いた模様です。宣伝不足でしたが、有難うございました!)(zine展については、実績がわかり次第改めてレポートを記事にします)
2018年は1/9~21開催の第一回ここすと(カフェイベントに委託)、1/21開催の文フリ京都に参加します。文フリでは新刊が出ますので、ぜひよしなに。
引き続きトリカラアンソロ、ここドラの委託も受けますので関西方面にお住まいの方はお見逃しなく~!

自家通販は常時承っております。チャレマさんからお申し込み下さい。
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第6回 #テキレボ 有難うございました(委託レポ) #テキレボレポ

テキレボ6、無事に終了しました。翌々日(30日)には返送分と代行でお願いした荷物を受け取ったので、めっちゃ早いな!と感激しています。
準備会スタッフさん、メンバーズさん、お手に取って下さった皆さま。有り難うございました。

テキレボ合わせのアンソロジー「べんぜんかん」「心にいつも竜を」に参加したことや(結果としてもう一つ「文芸アンソロジー トリカラ」も先行頒布されることになりましたし)、長編「インフィニティ」の頒布のためにも、長編読みさんの多いテキレボはできれば直参したいのですけど、交通費で本が一冊刷れるというのはやはり重く、特に今シーズンは新刊を2冊出してしまったことと、10回記念のCollage Event Ade、そしてzine展に合わせて九州遠征を予定していたため、関東行きは諦めました。また次回直参したいです。

というわけで第3回以来の委託参加です。事務処理まわりの書類が昔(昔!)とは変わっていて、納品書は前は手書きだったよなーとか、懐かしく思い出しながら作業しました。
実感としては、楽になった部分と、確認書類が増えてややこしくなった部分と両方ありますが、やはり現地で委託コーナーを見た/利用したことがある(+メンバーズも経験しているので作業の流れがわかる)ので、それゆえにこの書式なんだろうなあ、と想像できるのは良かったです。

それでも、ひとつやらかしてしまったのはセット販売分の見本誌で、どちらにも「セット販売である」ことを表記していなかったので、スタッフさんに新たに見本誌票を作っていただくことになりました。お手数おかけしました……。
webカタログや宣伝で「セットです」と訴えてはいたものの、見本誌にそれを反映することがごっそり抜けていました。慢心もあったし、事前チェックして決め打ち派なので、そうでない観点がなかったなあと反省。
準備段階で、セット販売の見本誌は両方出していいのかな、1アイテムなのに2冊は図々しいかなと考えてはいたので、その段階で質問していれば表記の注意を受けられたかもしれないのに、まあいいかとGOしてしまったんですよね。あかんあかん。


今回もお買い物代行で注文があった分は全数通知が来ていたので、それを参考に搬入数を決めましたが、結果として長編の2巻はもっと減らしてよかったですね……。長編の厳しさを痛感したというか、続き物長編と短編集があれば短編集の方が手に取りやすいですもんねえ。そらそうだ。
というわけで、短編集「ホクスポクス」は9月の文フリ大阪、10月の名古屋コミティアでそこそこ数を頒布していますが、搬入の8割ほどが旅立ってゆきました。有難うございます!
長編は長く頒布予定ですので、次回以降もよろしくお願いします……ということで(笑)テキレボ7では第三章が出ますよ!(よていはみてい)
テキレボが凄いのは、これだけ(3種類4冊)の委託頒布で、初参加だけどめっちゃ手応えのあった名古屋コミティアの売り上げを軽々上回ることなんですよね……毎度ありがたいことです。楽しんでいただけますように!

参加したアンソロジーも売れ行き好調とのことで、個人誌ではご縁のなかった方にもアンソロを通じて作品を読んでいただけるのは本当にすごいことだなあと思います。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。
三作どれもトップバッターです!めっちゃ凪野ってやつおるやんって思われてるかも……(笑)アンソロから入ってくださった方は、個人誌もなにとぞよろしゅうお願いします。


毎度お世話になっている300字ポスカラリーさんについても少し。
今回は動きが早かったので、申し込み開始時点では原稿ができあがっていて入稿を待つばかり、みたいな状態でした。さすがに申し込みもしてないのに入稿したらアカンやろと(笑)(ネタそのものはお題発表の日にできあがってたので)
いつも通り、グラフィックさんに100枚お願いして、115くらい納品されました。端数を手元に置いて、主催さんに託したのは110枚。
先日いただいた残数連絡によると、代行と会場頒布で70枚くらいがもらわれていったようですね。代行、会場頒布ともに前回より少なかったとツイートされていたのですが、確かに前回(約87枚配布、ただし直参だったので厳密な比較ではないです)よりは少なめで、でも十分だと思っています。こちらも新しくご縁があると嬉しいな。
引き続き、web公開や継続頒布もよろしくお願いします。


お買い物代行も欠品なく届けていただきました。


おげんこうが燃えさかっているので、まずは初稿を上げて、寝かせ中に読んでいきます~。


先にも宣言しましたが、次回テキレボ7は直参の予定です。
10月に再版した「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」、1月発行予定の単巻完結の長編「双つ海に炎を奏で」、そしてテキレボ合わせの新刊「インフィニティ第三章 遥けき蜜月」が初売りになります。よていは以下略。
「双つ海~」のパンチ力(対おさいふ)が凄まじいので、このほかに新刊はないです。ないと思います。作りません。
時期的に「生きてるだけで\えらい/」みたいな状態が予想されますので、ポスカラリーさん以外は企画参加も控えめの以下略。(翌日が平日なので直帰確定です……)
生きて東京に行くのが目標です。どうぞよろしくお願いします。

年内のイベントはすぐそこにまで迫った3連休中の別府zine展、福岡Ade、北海道コミティアで終了です。
あっ、11/18・19開催の静岡ストリートフェスティバル、静岡文学マルシェさんにて開催のポストカードギャザリングにも参加します!(入稿済み)(18日は現地にいるかも)
2018年は1月のここすと(委託)、文フリ京都、3月花鳥風月(委託)、名古屋コミティア……と、文フリ以降は新刊を売っていく感じになると思います。
娘の体調不調やそれの飛び火、遠征準備など、身辺がちょっとごたついていますが、無事新刊を出せるように頑張ります。

11月のイベント参加告知(2)

続いて11/5開催のCollage Event Ade10、こちらは直参です。
スペースは【F2 灰青】、4階の入口から左手の奥です。(荷物多いのでありがたい……)
過去二回、委託参加でお世話になり、とても居心地の良さそうなイベントだと思っていたので、直参できるのがとても嬉しいです。
諸般の事情により文庫本中心の縮小展開ですが、去年の委託にはなかった本もありますし、企画にもたくさんお邪魔しますのでどうぞ遊びに来て下さい。

お品書きはこちら。大きいものと試し読みはpixivにてどうぞ。
Ade10お品書き

10月に文庫判で再版したスチパン風ファンタジー「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」は旧版から少しだけ手を入れて、シャープにしてあります。読み返すとすごくいい話でした……。好きと仰ってくださる方も多いですし、3万5千字程度ですのでそれほどしんどくない分量で纏まっていますので、長編はしんどいけど……という方はぜひ。
手を繋いで頬を染めるレベルのボーイミーツガールです\(^o^)/

短編集はほどほどに持ち込みますが、長編「プリズム」「凱歌」は持ち込み1ずつです。見本誌でよければ頒布しますが、確実に欲しい方はお早めにどうぞ。


そして、秋発行のテーマアンソロジーをお預かりしています。
Ade10お品書き2

画像右側の2冊、「竜と人」をテーマにした、小説×イラストのコラボアンソロジー「心にいつも竜を」(ここドラ)と、鶏の唐揚げをテーマにした異色の短編飯テロアンソロジー「文芸アンソロジー トリカラ」です。

「心にいつも竜を」には、「世界の半分をお前にやろう」というくだんの伝説が息づく世界を描きました。ほんのりスチパン風味の「末裔」です。まのいさんがダイナミックなイラストを添えて下さいました。別冊のイメージノート(こちらは非売品ですが展示します)に寄せてくださったコンセプトアートがめっちゃ素敵で……!!
主催の呉葉さんがこれぞ、と思う竜の書き手/描き手を集めた渾身の一冊。ぜひご堪能下さい!

「文芸アンソロジー トリカラ」は主催・氷砂糖さんの「トリカラ食べたい」の思いが実った一冊。こちらも公募ではなく、氷砂糖さんのトリカラ熱によって選ばれたシェフ(?)たちが、自分の信じるトリカラを持ち寄りました(??)
表紙の飯テロ力が半端ないです……。帰りはみんな、トリカラ食べてね。
私は月で働く青年が「トリカラたべたい」と歌う、ふんわりBLSF「月のトリカラの人」を寄せました。

※個人誌、アンソロジー問わずお取り置きも可能です。Twitterでもサイトのメルフォでも何でも構いませんので、お声がけください。


それから、企画参加について。欲張りすぎたかな……とも思うのですけど、滅多にない機会を満喫すべく、3つの企画に参加しています。

300字SSポストカードラリー in Ade10】
テキレボでの有志企画の出張版です。私は10/28開催のテキレボ6で配布する「鋭利な希望」に加え、Ade合わせ発行の「アップルパイ狂騒曲」の2種を配布します。もらいに来て下さいね。「アップルパイ狂騒曲」は自宅プリンタで印刷してるので数がそれほどなく、継続頒布はお願いしないつもりです。
ネットプリント配信とweb公開しますので、Adeに参加されない方もご覧頂けますと嬉しいです。

【折本フェア】
前の記事で触れた、zine展に出品する折本3種で参加します(もともと折本フェアが先にあって、zine展にも乗っけたかたちです。日にちが近いのに有料・無料が混じってますがご理解下さい)。

朝:「Morning Glory」倦怠期を知らない恋人たちの朝。未来を視る魔女と機械の体の青年のお話。
昼:「ソーダ水の午後」政略結婚から始まる恋。2018年1月発行予定の長編「双つ海に炎を奏で」の主人公ののろけ。
夕:「夜汽車のあと」最終の汽車が発った後、夜の中で奏でられるヴァイオリン。「Linkage」(「ポッケ」収録)のルーイとナタンの邂逅。

という感じの、どれも3000字程度の作品です。字は小さいです。
3種ともネットプリント配信、終了後は個人サイトにてPDFを公開予定です。5階の折本フェア会場にて配布していただくほか、自スペースにも少し置いておきます。

【幻想蒸気回廊】
5階G6「からめるわんこ」さん主催のスチームパンク作品スタンプラリーです。訪問で1スタンプ、お買い上げで2スタンプ差し上げます。
2スタンプ対象商品は「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」「ポッケ」「ホクスポクス」の3種です。
ふだんあまり小説を読まない方、短いのがいい方→「ポッケ」
読むけど長いのは苦手、作風がわからない→「ホクスポクス」
そこそこ読む→「魔法使いは飛行機械の夢を見るか?」
という感じでしょうか。得意/苦手ジャンルがありましたらご相談に乗りますよ。お声がけください。


という具合に、縮小展開のわりには盛りだくさんでお届けします。
過去回で委託本を手に取って下さった方や、近隣の読み手さんのお越しをお待ちしております~!

11月のイベント参加告知(1)

11月の3連休はイベントラッシュ。委託で2つと直参で1つ参加する、過密スケジュールとなっております。(告知がごちゃごちゃするので、会期終了までブログトップにインデックスを作りますね……)
同時に、今年最後のイベントでもあるので、帰省時や年末年始のこたつライフのおともに、ぜひお迎え頂ければ嬉しいです。

まずは委託参加のイベントのご案内です。


【11/5 北海道コミティア7】
お品書きはこちら。(大きいものと試し読みはPixivでどうぞ)
北ティア7お品書き

「Z-29 灰青」にて参加します。北ティアは去年の秋以来の参加ですが、出品する2種はどちらも初売りです。

秋の新刊「ホクスポクス」はSF・ファンタジーの短編9本入り。公募アンソロやイベントで配布したフリーペーパーの再録を含みます。心持ち他の本より甘め。
拍子のトワイライトPPがめっちゃ上品ですてきなので、ぜひ見て頂きたいです。

掌編集「ポッケ」はついのべ、300字SSの再録と3000字短編を詰め合わせた名刺代わりの小さな本。性質上、試し読みを掲載していないので、見本誌をご覧下さい。文庫サイズ変形(正方形)、角丸の可愛い本です。(中身は薄闇ですが)

このほか、絵描き参加者さんの鉄子さんのスペース(D05 鉄子の部屋)で委託頒布されるコラボアンソロジー「心にいつも竜を」(ここドラ)に参加しています。「世界の半分をお前にやろう」から始まる伝説が息づく世界を描いたスチパン風エンタメ「末裔」を寄せました。まのいさんにダイナミックなイラストをつけて頂いております……!


【11/3~5 Zine展in Beppu4】
お品書きはこちら。(大きいものと試し読みはPixivでどうぞ)
zine展4お品書き

北ティアにも出品する2冊に既刊2冊、それからイベント限定頒布の折本セットの5種が有料頒布、新しく作った二色刷りの名刺が無料配布です。
zine展さんは本を代理購入・送付する「お買い物代行サービス」を実施されますので公式サイトhttps://zinebeppu.jimdo.com/をご確認下さい。手数料がかかりますが、他のサークルさんとのおまとめ通販にとても便利です。うちの本のみでしたら自家通販の方がお安いです(が、折り本セットの取り扱いはありません)。

「折本セット」についてですが、こちらは折本3種を手作り封筒・シールで封入した限定セットです。和紙(大礼紙)にカラーコピー、封筒はクラフト紙。(折本A7サイズ・200円)
折り本セット


朝:倦怠期を知らない恋人たちの朝。未来を視る魔女と機械の体の青年のお話。
昼:政略結婚から始まる恋。2018年1月発行予定の長編「双つ海に炎を奏で」の主人公ののろけ。
夕:最終の汽車が発った後、夜の中で奏でられるヴァイオリン。「Linkage」(「ポッケ」収録)のルーイとナタンの邂逅。

という感じの、どれも3000字程度の作品です。字は小さいです……。
3種とも11/5開催のAde10内「折本フェア」参加作です。Adeの自スペースで配布するほか、三連休頃からネットプリント配信、終了後は個人サイトにてPDFを公開予定です。

このほか、「六角形」をテーマにした短編アンソロジー「べんぜんかん」(卯楽々堂・う-1-1)、鶏の唐揚げをテーマにしたアンソロジー「文芸アンソロジー トリカラ」(cage・け-1-1)にも参加しています。
どちらもとてもユニークで面白いアンソロジーですので、ぜひご覧下さい!


zine展さんは委託オンリーのイベントなのですが、毎回とても素敵に本をディスプレイしておられるし、手厚く扱って下さるとのことで一度参加してみたかったのです。
短編集ばかりで、手に取りやすいラインナップだと思いますので、初めての「灰青」としていかがでしょうか。
イチオシ本として、海と人魚の短編集「エフェメラのさかな」を挙げています。和風ファンタジーからSFまで、バラエティ豊かな6作を収録。試されるエロスと噂の一冊、お試しをお待ちしております(・∀・)

「心にいつも竜を」ふんわり感想 #ここドラ

呉葉さん主催「心にいつも竜を」のふんわり感想です。
ここドラ執筆陣が口々に「いつものやつです」「いつも通りです」と発言していたのをたいへん微笑ましく見守っていましたが、本当に、一分の隙もなく偽りありません。つまり作風がちっともかぶっていませんので、そういう意味でも、ご新規さん・常連さんともにお勧めできる本です。
「竜と人」のテーマがお口に合うようでしたらぜひともどうぞ。

告知サイトはこちら→http://kokodora-anthology.tumblr.com/
小説の試し読み、イラストサンプルもありますよー。
本編のイラスト・カット、別冊については素面でも一万字くらい語れますが、本を開いて衝撃を受けて頂きたいので言及は控えめです。
これ言っちゃうとおしまいですが、見ればわかります。執筆陣が次々とお隠れになって┏┛墓┗┓と化した破壊力です。
花を手向けてやってください。


●凪野基「末裔」


「世界の半分をお前にやろう」という伝説が息づく世界の「その後」を書きました。後味さっぱりのエンタメです。まのいさんの別冊のイラストが……本当にすごくすごいので見て!!メルがめちゃくちゃ可愛い!!
モモンガメルちゃん(命名)に悶絶し、おへそ!褐色肌金髪金眼!!じゃらじゃら!と転げ回り。
これ、もしかして、コンセプトアートって言うやつじゃない……?ヒッ(心停止)
さておき、初稿からかなり手を加えたので、まのいさんにも楽しんでもらえたら何よりです。


●孤伏澤つたゐさん「胎生の竜」


試し読み雑感→つたゐさんは申告通りの愛のお話。竜と愛しあっていると言う少年と、その状態は正常ではなく治療されるべきものであるとするルダと「私」。試し読みで公開されている片鱗を読むだけで、ひりひりするような少年と竜の愛を感じます。治療を拒絶するだろう少年と竜の行く末を思うだけで涙が……(早い)

試し読みで一番読み違えていたのがルダの立場(や考え方)でした。
つたゐさんの竜の本「はだしの竜騎士」ではすれ違いや空回りが多くて、無機的で無情で切なく思ったものですが、それに比べて今作はとても有機的。
火や道具を使うという観点でヒトとそれ以外を分けたとき、加熱調理された「食事」を口にするって、最大限に「ヒト」だと思うんです。そこで線を引くとすると、少数派はどっちだという話で、それが「私」視点で語られる物語に居心地の悪さと、理解の及ばない深み、相互理解など傲慢だと読者に突きつけてくるのだと思います。
昔の(きっと今もある)同性愛(をはじめとするセクマイ)は病気だ、に近い印象を受けました。たぶん「私」は竜に近づこうとして拒絶された経験があるんじゃないか。あるいは身近な人が竜に魅入られたりしたんじゃないか。そんなふうにも思いました。いちばん満たされていない、どうすれば満たされるのかもわからない人。
いつものつたゐさんの作品なんですが、「カレーライス」と「生存戦略」には驚きました。これまで見たことのない言葉だったから。
愛ってなんだ。ましてや異種愛とは?ただ遺伝子の命ずるままに生きる命が、互いを思いやり想いを交わすことなんてあるんだろうか。愛、とは?
読者を思索に突き落とす作品に添えられた鉄子さんのイラストが見事で……あの眼が!眼がね!そして蝶のうつくしさ……。
大丈夫、ハッピーエンドです。


●柊呉葉さん「ドライフ・ライフ」
試し読み雑感→呉葉さんの作品は唯一の現代物ということで、そして竜がマシュマロのようにフワフワ!にやけますよね……!どうやらドライフのお役目に巡りあったようですが、まずは餌。餌ね。この世界の竜は雑食なんでしょうか。(だといいね!)コメディの予感しかありません。よいドライフ・ライフを……!

ふわもこもちもちの竜が見所!加えて、喧嘩っぱやくて、遊んでそうなエキモト君がめろめろになってゆくさまに、読者の顔も緩みっぱなしになること間違いなしです。
思っていたほどコメディ全振りではなくて、出会いがあれば別れもある。それは完全に竜の都合で人間の事情や心情なんて斟酌されない。自然界の(なんて書くと大げさですが)厳しさが垣間見えます。情に流され、欲に振り回されるのはいつだって人間なのだとうっすら闇が透けて見えるのは、私が闇をため込みすぎてるからでしょうか。
この世界での竜と人間は互恵関係でもなくて、竜は人間を利用してるだけなのでは……?むしろ竜にとって人間は害獣なんでは?とも思えるのが、つたゐさんの作品とも共通しますね。ごちゃごちゃ言わずとももふもふは正義、でいいような気もしますが。

そしてそして!闇など見ないふりをして!!ZARIさんのー!!モッフモッフモキュー!!を!見て!!
これはしあわせのもふもふだ……。完全に光だ……。
オールバックが乱れるのも正義……。


●飛瀬貴遥さん「ラジスラフの人攫い竜」


試し読み雑感→飛瀬さんは、妖精とか有翼人がヒトの隣人として暮らしているファンタジックなファンタジー(わかって)を書かれる方だと思っているのですが、いい意味で期待を裏切らない柔らかさと親しみがありました。ミルシュカに何があったのか、そしてこれからどうなるのか、楽しみです。

試し読みから印象の大きな変化がなかったのが飛瀬さん。呼吸するように自然に、隣人としての竜が描かれています。
戸惑いつつも竜との暮らしに馴染んでゆくミルシュカ。うちに抱く鬱屈までもいつしかほぐされていて、人間とのスケールの違いや、いわゆる竜の叡智のようなものが描かれていて、まさに飛瀬さんのファンタジーだと嬉しくなりました。
で、「灰峡翼竜」に「ラジスコラド」ってルビを振るセンス……!(机バン)老いとともに鱗の色が変わる……!先見……!!(机ドン)
ミルシュカは生まれ育った村に帰るのか、はたまた峡谷の村で過ごすのかは明らかにされていませんが、ラストシーンで村長がすっ飛んで来るところなどはおっさんと少女コンビの萌えツボをぐいぐいと突いてきますので、やはり「いつもの飛瀬さん」だなあって。

ビジュアル的にも美しい飛瀬さんの物語を彩る、帝夢さんの表情豊かなイラストがまたたまらんのです。ミルシュカは、芯が強いながらも控えめなタイプなのかと思っていたのですが、くるくると表情が変わるイラストを見ていると年相応の溌剌とした女の子に思えてくるから視覚情報は強いです。
別冊では竜がたっぷり拝めてしあわせ……!


●並木陽さん「暗黒竜フェルニゲシュ」


試し読み雑感→並木さんの「いとも大きく、尊い御方……」はまさに並木さんだし、双頭の竜も(このメンバーでは)並木さんならではだと感じます。そしてえろす!えろす!えろす!(重要ですね)そして壮大なドラマの幕開けを感じさせるヤーノシュ……!ドキムネが止まりません。

並木さんの最新作!とあって、期待されている方も多いのではないでしょうか。私ももちろんその一人なのですけど、ご安心ください、並木作品です。うっとりメロメロの並木作品です。舞台で見たいやつです。
確かな知識と経験、資料と構成・描写力が相まって、豪華なアンソロジーのラストを飾るに相応しい力作に、咲さんの繊細なイラストが華を添え、ゴージャスかつプレシャス、ロマンあふれるドラマチックな絵物語となっています。
王族に仇なすとして滅ぼされた一族、その生き残りの少年ヤーノシュが復讐を誓って美しい王女マリーチカに近づく。火刑台に架けられつつも難を逃れたヤーノシュの姉イブロンカは双頭の竜の妻となっていた――というわけで、ヤーノシュとマリーチカの関係の変化、そして双頭の竜のコミカルな掛け合い、イブロンカとヤーノシュの再会といった人間関係のドラマと、タイトルにもある暗黒竜フェルニゲシュの美竜っぷりが見所です。
一番長い作品ですが、メリハリのある展開で飽きません。息を詰めて結びまで一気に読んで、ほうっとため息をつくはず。
咲さんの美麗なイラストがふんだんに添えられ、別冊では設定のあれこれも拝見できるという眼福すぎる仕様……!!


そして、まったくの偶然なのですが……というか、呉葉さんの編集によるものですが、幕開けと幕引きにそこはかとない共通点があるのは自作贔屓ではないと思います。
ネタバレというほどではありませんが、ぜひ本誌を通読してお確かめください。

10/28テキレボ6で初頒布、お買い物メモ、あるいは代行サービス申込リストに漏れはありませんでしょうか。
11月以降、「灰青」でも委託頒布を行いますので、直参イベントにて頒布します。(福岡とか京都とか……)どうぞお楽しみに!